AHOとは何者?


・名  前:AHO(あほ、と読む)

・生  年:1971年

・出身地 :北海道北見市

・趣  味:当然の如くVOW物件収集,
      自転車旅行。(最近ごぶさた)
      ビールの自家醸造(まだ初心者)

・制作環境:PowerMac 7600/200 64MB,
      MINOLTA QuickScan35,
      Adobe Photoshop 3.0.5J,
      Adobe PageMill2.0J
      Adobe SiteMill2.0J

自己紹介:
 なーんか「プロフィールとかないの?」と知り合いに言われてしまったもので、ちょろっとばかり書いてみることにしました。
 知ってる人は知ってる宝島社刊隔週刊誌「宝島」の「VOW(バウッ!)」コーナーにしょっちゅう投稿しています。よく書店なんかだとエロ雑誌の棚に置いてあって、ヘアヌードがいっぱいあるあれね。今は自分の投稿物件が掲載された号だけ買っちょります。でも最近じゃ女の子でもああいう雑誌に抵抗感が少ないらしいよね。後輩の女の子から「立ち読みして載ってるの見ました〜」なんて言われるし。なーんでか立ち読みするかなー。曰く「だってお金ないんだもん」だって。お前は恥ずかしくないのかっ!

「え、べつに〜」

…すまん、俺が悪かった。


 自己紹介か、これは。

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物件情報




アホ話


これはメイド萌えさんよりご投稿をいただきました。ありがとうございます!

アホ話その22(1999.10.08.)

 その日は、東南アジアに単身赴任する同僚の送別会だった。会場は、わりかしまともな居酒屋だと聞いていた。いつもの如く柴田と妙子さんと待ち合わせをして会場に向かったのだが、入り口のところでわたしは凍りついた。
「○○商事××課様」。
これはうちだ。ところがその隣が問題だった。
「大日本誠心会様」。
右○じゃないか。そういえば、居酒屋の周りに、妙に黒い大きなバンが多いと思った。参加者の誰かが天中殺なんじゃないだろうな。
 柴田はといえば、相変わらず暢気な、聞き様によってはとてつもなく危険なことを言っている。
「大日本誠心会ねぇ。精神科のお医者さんの会なのか、これ」
 だから、そういうことを特攻服を着たお兄さんがたむろしているところで言うんじゃない。わたしは早々に、このトラブルメーカーを店の中に連れ込んだ。
「ねぇねぇ、今の人たち眉がなかったわよ。お化粧忘れたのかしら」
 あの、妙子さん、そういう状況をわきまえない発言はもっと小さな声でお願いします。
 宴会が始まり、お決まりの挨拶、乾杯と宴は進んで行く。だんだん座が乱れてくると、どこそこの歓楽街がよいだの、あまり安いところに行くと色々怖いだのいった話が出てくる。わたしはそういうのには関心が無いので、ぼうっとビールを飲んでいた。
 すると突然、柴田が何かを見つけて幹事に言った。
「あれ、カラオケセットじゃないですか」
 見ると確かにカラオケセットだ。しかも通信カラオケらしい。なぜだか知らないがいやな予感がした。そこに隣に座っていた同僚がトイレから帰ってきた。
「あの右○な、障子はさんで隣の部屋だぞ。」
 いやな予感は更に強くなった。隣の部屋から瘴気のようなものが漏れ出てくるのは感じていたのだが。
 とか言ってる間に柴田は何か曲を入れたらしい。子供の頃聞きなれていたメロディーがスピーカーから流れ出す。なんだ、あいつこんな戦隊ものが好きだったのか。

♪もしも日本が弱ければ〜たちまち露西亜が攻めて来る

 わたしは傾けていたコップにビールを噴き出しそうになった。よりによってなんて替え歌歌ってやがる。わたしは、柴田が大学時代SF研とかいう奇怪な集団に属していたことを思い出した。どうやら一番が終わりかけてるらしい。

♪愛國戦隊 大日本〜

 結局、柴田は3番まで歌いきった。本当は四番があるんだけどな、とかぶつぶつ言ってたがしぶしぶマイクを置く。場の雰囲気が異様になってしまったことに気付いた同僚が、流行歌を歌い始めた。
 その時、隣の部屋で動きがあった。わたしは、すわと思って腰を浮かしかけたが、殴り込みではないらしい。隣もカラオケセットを発見したらしく、何やら音楽が流れてくる。

♪ここはお国を何百里〜

 軍歌か。まぁ、右○がチューブ歌うのもなんて言うか異様な気がするな。柴田と妙子さんは、さっき柴田が歌ってた歌のことで盛り上がっている。柴田の野郎、なんであんなどうでもいい事はよく知ってるんだ。

「それで、共産戦隊ダイロシアンって替え歌もあって...」
 やばい、このパターンはとてもやばい気がするぞ。
「じゃぁ、こんなのどうかしら。革命戦隊新日本とか」
「そうだねぇ、解脱戦隊大サティアンとか、独裁戦隊大独逸とかもありかな」
 よせ、そろそろやめろ。
「ねぇねぇ、独裁戦隊って、こんな歌詞になるの。もしも総統がいなければユダヤがたちまち支配する、とか」
 妙子さん、意外とこういうのが好きなのかな。でも、節付けて歌うのはやめたほうがいいと思うけど。とか言ってる場合じゃないぞこれは。柴田の暴走はとどまるところを知らない。
「やっぱりさぁ、今一番ホットなのは、ユーゴと半島だよね。だから、空爆戦隊欧羅巴とか南侵戦隊北朝せ...うぐぐぐ」
 まじでしゃれになってなかったので、わたしは奴の口を塞いだ。
「やっぱり、戦隊ものってアカがリーダですもんね」
 妙子さん、なんてことを言う。
「わかった、もうこの手の話はやめる」
 柴田が言ったので私は手を離した。
「おまえさ、『To Heart』って知ってるか」
 まぁ、知ってるかな。東京と大坂で放映されないってんで大騒ぎになったそうだから。
「あれって戦隊ものだよな」
 は、一体何を言い出す。
「ほら、あかりが赤、葵ちゃんが青、レミィが黄色、マルチが緑、琴音がピンク」
 いきなり固有名詞出されても分からないって。
「あ、じゃぁ主人公はどうなるの。ほら、浩之って言うんだったっけ」
「妙子さん、詳しいなぁ」
「もちろん司令に決まってるじゃん。んでさぁ、基地のメインコンピューターが、サテライトシステムを持ったアンドロイドなわけだ」
「敵はどうなのよ」
「怪しい妖術を使う魔法使い。毒電波を操る生徒会長。鬼の血を引く一族って感じかな」
「おもしろそうね」
 妙子さん、まさか夏冬巡礼に出かけてるんじゃないだろうな。わたしが全く理解できないでいると柴田が再び立ちあがってマイクを手に取った。再び流れ出す戦隊もの。

 もしも日本が 右向けば
 たちまちアジアに 攻め寄せる
 日の丸君が代 歌わねば
 君の命が 狙われる
 アジアの連帯 保つため
 右傾勢力 抑えこめ
 民青 赤旗 インター
 民青 赤旗 インター
 俺たちの赤旗が燃えている
 follow the sun
 catch the sun
 革命戦隊 新日本
 柴田が一番を歌い終わるのと、隣の部屋から右○が障子を蹴破って乱入してくるのがほぼ同時だった。


 ……なんか、とてつもない内容でしたね(^^; でもさすがはメイド萌えさん、柴田や妙子さんの性格をよく把握していて大変面白かったです。ちなみに文中に登場するキーワードについて、若干注釈を付けておきます。


(注)この物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。断じて、ありません。

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