| 04.スランプ克服法 |
| 受験勉強が、最初から最後まで順調にいくことなどありえない。必ずうまくいかない時期があるものである。受験勉強は、相手との比較ということが出てくる。そうなれば、思い通りに成績が上がらないことも当然ある。『自分は計画通り、事を進めているのに・・・』という思いが空回りを引き起こすこともある。うまくいかなくなると、勉強をする気持ちが失せてくる。長期的になると、かなり危機的な状態を生み出す。 時期として多いのは、受験の直前よりもちょっと前の10月から11月に多い。受験の直前となると、スランプを感じている場合ではないほど追い詰められるからなのだろう。 スランプ克服法で一番大切なのは、自分に自信がなくなるので、その自信を取り戻すことにある。そのためには、まず新しいことを勉強する割合を減らし、今までの復習中心に切り替えることである。新しいことを勉強するということは、わからないことがたくさんあるということである。「自分はまだこんなこともわかっていない」と考えてしまえば、精神的にうまくいかないのは確かである。しかし、復習中心に切り替えることによって、「自分はこれだけやったではないか」という自信が戻ってくる。自分にはここまで今までの蓄積があるということを再認識することで、自信を取り戻すきっかけにもなるのである。 数総研のアドバイスで、新しい問題集を行うときには、できる問題が4割から6割であるのが理想というのは、そのへんを考慮しての割合である。あまりわからないことがあっても、自信がなくなってくるし、わかることがたくさんあっても、自信が出てくるかもしれないが、力はついてこない。ただ、実際、そのような問題集がうまくあるかといわれれば、そうはいかないことのほうが圧倒的である。特に、基本的な学習から入試の実践問題に入るときには、わからないことを多く学ぶ必要が多く出てくるのは仕方がないところでもある。その時期が10月〜11月の時期になることが多いのだ。 ただし、受験勉強を行うのに当たって、今まで身につけた内容ばかりで堂々巡りをしていても、結局実力がついているとは言えない。学習内容には、今までの知識を安定させる作業と、新しい知識を身につけるという作業の大きく2つに分けることができる。後者はエネルギーは必要だが、自分の実力が伸長するという意味では大きな意味を持つのだ。しかし、後者を学ぶ時期こそ、自分の精神的な強さが求められる時期でもある。しかし、自分自身の「強さ」をもってほしい。そういう経験が1人の人生という長いスパンで考えたときには、非常に大きな意味を持つとも考えられるからである。 |
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