| 07.現役生にとって『夏休み』の持つ意味 |
| 受験の天王山である夏休み。とりわけ現役生にとっては大きな意味を持っている。最大の理由は、授業と並行していないということである。授業で新しいことを学びながらになると、どうしても自分で勉強しなければならないと考えていることに100%力を注ぐことができない。課題意識を持っていながら、それでも新しいことを学ばなければならないという進行形の受験生にとってはこれほどありがたい時期はない。 『あと半年で受験』という意味でも、この中間地点での完成度は、今後の伸びを大きく左右する。浪人生は、ある意味、受験の力として完成しつつあるという意味において、実力が伸びきってきている受験生がいるが、現役生は、まだあらゆる意味で力が向上中なので、これからの実力のつき方しだいというでもあるのだ。 それでは、この時期の現役生は何をすべきなのか。それは、基本的な実力の完成を目指すことに尽きる。基本的な力とは何かという問いかけも掲示板上では多いが、行きたい受験先によって、そこで求められている基本的な力というのは異なってくる。ある受験生にとってはニューアクションβかもしれない。ある受験生にとっては、チェックアンドリピートかもしれない。人それぞれである。ある意味、非常にあいまいなものである。しかし、受験生にとってなんとなく基本的な力を身につけた人と、自分でここまでが基本的な力として身につけたという絶対的な線がある受験生では、今後自信を持って受験勉強ができるのかとか、わからなくなったときの基本事項でどこまで戻ればよいのかという疑問に戻れるものがあるのかなど、効果的な勉強をするための基準線を持っているかどうかが漏れのない緻密な勉強ができるかどうかに影を落としていくことになってしまう。苦手分野の克服はどうか。どこまで戻ればよいのか。どこまでわかっているのか・・・。 夏休みの勉強の成果は、夏休み直後には結果として現れにくい。結果として現れるのは、もう数ヵ月後先である。それは、まだ実践力という意味での力にまでは至っていないからである。ここで身につけた基本的な力は、さらに実践力にまで高めた時にはじめて成果として現れる。成果に出なくなると、焦りが少しずつ出てくるが、それでも基本的な力を身につけることが前提で実践力は磨かれるもの・・・と信じられるかどうか。一生懸命努力すればするほど疑問を持ってしまうぐらい悩むことでもある。それがスランプにつながることも多い。 また、夏休みから数ヵ月後に力が伸び切れているかどうかという意味で、実力のピークを持ってくるためには、夏休みはある意味最低ラインと言える。受験勉強後にピークが来たところで、受験が終わってからであれば、受験という意味での実力としては納得のいかないものになくなってしまう。 ここで基本的な力が身についていかなければ、手遅れとなってしまうほどの重要な期間。それが夏休みである。 |
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