| 16.教科書レベルをきちんと押さえられれば、どこかの大学には必ず入れる |
| 年々『この生徒が合格?』ということで驚かさせるケースが増えてきています。知り合いの大学入試関係者に聞くと、難易度を落とし、合格最低点を落としている実態が生々しく語られる。大学入試も受験生が選ぶ時代に入ってきている。 その中で、かつてはありえなかった状況だが、教科書レベルの内容が出題される大学が増えてきている。教科書の問題設定の中で、数値が異なる問題が増え、高校の授業内容をきちんと押さえているかどうかについて問うことが、大学入試の最低ラインだと私は思うが、その最低ラインに到達する大学がさらに増えてくるはずである。以前河合塾が掲げ、物議をかもし出した「Fランク大学」というのはまさしくこれであるが、この大学に限らず、学部・学科単位ではかなりの大学がこのゾーンに入りつつある。 受験生の中でも、何とか大学に滑り込みたいと考える生徒がもしもこの内容を見るならば、入試で最低限のレベルである教科書レベルの問題を押さえられるのかが重要な意味を持っていることを自覚してほしい。特に赤本の類が出ていない大学・短大は要注意だ。赤本が出されないということは、逆を言えば、問題の難易度があまりにも低くて、公表できないような難易度である可能性がある。 あるいは、偏差値の割に、問題の難易度が高い入試を行う大学がある。こういう大学の場合、いかにして各科目で0点を取らないかが大きなポイントになることがある。そういう大学の場合には、必ず0点を防止する問題がある。その問題を取れるかどうかがポイントになるが、その問題は間違いなく教科書レベルである。場合によっては中学レベルのことさえある。 「受験の最低ラインとして何を学ぶべきか」と問われれば、間違いなく教科書レベルである。まず教科書を押さえられれば、大学に贅沢を言わなければ、不合格になる時代ではなくなった。現代の高校生の考え方が多様化する中で、突然大学を志望することもあるだろう。そういう状況下でも、教科書レベルを押さえることが非常に重要になってきている傾向は、今後、指導者の考え方をはるかに越える形で進行していくはずだ。 |
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