| 17.予備校通いの浪人生、年度初めのチェックポイント |
| 新しく、浪人生として予備校に通う人たちが考える必要があるポイントがいくつかある。 1つ目は、浪人したからといって成績が伸びるという保証はどこにもないということ。現役生が、浪人したらそれだけで何となく上がると考えている人が少なからずいるのを私は知っている。しかも、そこで年度初め近いところでの偏差値は、現役生の力がまだ整っていないところで出てくるので、力がついていなくても成績が伸びたように錯覚してしまう。そこが大きな落とし穴になる。気がつけば、現役の時に合格して蹴った大学にすら合格できないということもあり得る。 2つ目は、友達を作るとしたら、遊びに走らない友達を作ること。特に、一浪目の受験生にとって、高校を離れたことによって得られる大人への入り口が勉強を阻害するというケースが多い。そこへの誘惑から離れられるためには、自分のことを制御できる気持ちはもちろんのこと、友人関係で誘惑にかられないようにすることが思いのほか大きいことを挙げておく。また、当然のことであるが、良い友達からは良い情報が得られる。勉強でもわからないことがあれば聞ける、ライバルとして競い合える、そういうことが1年間経つと実り大きいものとなる。 3つ目は、勉強面。まずは基本から作るということ。基本ができないと、最後の詰めの時にうわべだけの勉強になり、結果として答えを暗記はするが、問題の本質を知り、答えるところまで見えず、成果が出なくなってしまう。その状態を作り出さないためには、夏休みまでにいかにして基本を作りあげるかに尽きる。ここで基本を身につけられなければ、直前で入試対策をしても成果が上がらない。基本まで戻らなければならず、非効率的な勉強になる。予備校の勉強はもちろんそこを意識したカリキュラムになっているが、プラスアルファとして自分で足りない部分の勉強を当然しなければならない。予備校の勉強だけでこと足りると考える受験生はそれなりの大学にしか浪人しても合格できない。 |
| 戻る |