27.一発大逆転をねらう受験生のシナリオ
 受験生にとって、落ちる可能性が高い場合でも、「チャレンジ受験」する場合がある。この場合、浪人覚悟であったりとか、確実にとれる大学をとっておいて、一発ねらうということもあるだろう。ここ数年での学力低下は深刻であり、今までの常識では不合格になる場合でも、それを覆す可能性もあるのかもしれないという意味でも、受験には絶対はないといえよう。

 そういう受験生がどのような勉強して、直前期に一発大逆転をねらうのか。それは、その大学の頻出分野・テイストに合った勉強をどれだけできるかに尽きる。

 そういう意味からすると、これまでの模擬試験の判定が低いからといって不合格になるとは限らない。なぜなら、模擬試験の問題は、ある意味万人向けの試験であって、希望する大学の求めているものと同じとは限らないからである。ある意味独特な問題が出る大学であればあるほど、そこに絞った勉強をすれば合格する可能性がぐっと上がってくるのである。

 とはいえ、不合格の可能性が高い受験生は、掲示板でもわかるのだが、基本的な事柄が合格しそうなそうに比べるとやや欠けている。そうなれば、オールラウンドに得点するという発想が理想ではあるとしても、現実問題はそこまですることができないことがわかる。時間的に限りがある場合にはなおさらである。それを超えて取り組むためには、ズバリ、ピンポイントで頻出分野をひたすらつぶすに限る。この分野が多ければ多いほど、合格可能性が高くなる。時間がないかまたは受験期までに間に合わない分野が多ければ多いほど、合格する可能性が低くなる。

 受験はあくまでもトータルの力ではあるが、そうもいっていられない場合には学校側から求められているメッセージをきちんと読みとり、合格するための力を見極め、できる分野・内容を増やしていくことで可能性が広がる。特定の大学に対しての対策をきちんとしていくことこそが、一発大逆転をねらう受験生に必要なことである。時間ぎりぎりまで、そういった勉強でできる範囲をのばせるかが勝負だ認識し、力の限りを尽くして実践してほしい。
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