30.黄チャート・青チャートから次の問題集をにらんだ例題精選
 受験勉強の事始めとして多くの受験生が用いるのは、チャートではないだろうか。このチャートから次の問題集へのステップを考えためにも、この参考書の受験用問題集との位置づけを知ることは大きなことであると判断した。

 そこで、増進会出版社の「チェックアンドリピート」(以下CRと略す)と、東京出版の「大学への数学1対1対応の演習」(以下、1対1)レベルを手がかりに、次のステップに進むために解いておいてほしい例題のレベルを表記することにした。
 なお、細かい作業になるため、せっかく細かいところまで見るということから、気になる点は、備忘録としてつけておくことにしたい。

番号なし…教科書レベル(できて当然)
番号あり・・・CRに進むまでにやっておきたい問題
黄…1対1に進むまでにやっておきたい問題
白…もっと上級になってやっておきたい(1対1よりも上のレベル)

黄チャート 数学1編
 11,12,13,14,15,16(3),18(4),20,23,28,29,35,36,37,38,39,42(2),45,47,48,49,50,51,54,55,56,57,58,59,60,63(2),64,65,66,67,70,74,75(2),76,77,80,81,82,83,84,85,90(2),91,95,96,97,98,99,102(2),104,107,108,109,110,113,114,115,116,118,119,126
黄チャート 数学A編
 2(2),5,6,7,8,14,15(2),16,17,18(2),19(2),21,22(2),25(4),26(2),27(2),28,29,30(2),30(3),34,3536,43(2),44,47,50,53,5455,59,6061(1)(2),62,63,65,67,68,72,73,75,76,77,78(1)(2),79,80,82,85,88,89,90,91,93,94
黄チャート 数学2編
 6,7(2),8,12,16,17,18,19,23,24,25,26,30,31(2),34,40,42,4445,49,53,56,57,59(2),70,71,7374,76,80,81,82,83,84,87,88,89,90(3),94,95,96


青チャート 数学1編
 13,14,15,16,17,18,19,21(3),23,24,25,26,27,28,29,36,37,43,44,45,46,47,51(2),54,56,57,60,61,62,63,65,66,69,70,71,72,73,76,77,78,81(2),82,83(2),84,86,87,88,89,90,91,92,93,94,95(1),95(2)96,97,99,102(2),106,107,108,109,110,111,112,116,117,118,119(空間なので採用),120(数学U「不等式の証明」を学んだあとにやった方がよいのかも),121,122,123,126,127,128,129,134,135,136,137,138,139
青チャート 数学A編
 2(2),3(3)(4),6,7,8,9(2),11(2),13(2)(3),15,16(2)(3),17(2),18(4),19,21(2),22(2),23(4),24,28,29,30(2),31,32(2)(3)333435,42,46(2),49,51,52,5354555657,58,59,60,63,64,65(2),66,67,68(1)(2),69,70,717273,75,76,78,81,82,83,84,85,86,87,88,89,90(1)(2)91(2),92,93,96,98,101,103,106,107,108109
青チャート 数学2編
 5(2),6,7,11,12,13,17,19(2),21,22(2),23,2425,26,29,30(4),32,35(3),37,39,41,43,45,4849,50,51,52,535455,57(2),61(2),65,66,68,69(2),70(3),727374,75,76(3),78,81,82,84,85,86,87,88,89,91,93,94,95(3),99,100,101,102,103104,105,106107

補足事項
黄チャート 数学1編
practice35と例題22とのギャップは何とかならないものか?
基本例題23 指導要領の内容を越えた発展扱いと考えたら、重要例題扱いの方がよいのでは?
基本例題24(4) 逆数の範囲は、青チャートにもないのになぜ黄チャートに?
基本例題28 青チャートとの難易度の違いはなぜ? → 基本例題37と
基本例題48 確かに公式を覚えればコンパス1つだけれども、それはないだろう?
重要例題65 CRには難しすぎて出てこないが、1対1にはやさしすぎて出てこない?
基本例題70(2) 定数aの値に関係なく一定はこの段階では難しい
基本例題71 発展の内容扱い。重要例題・補充例題にした方がよいのでは?
基本例題74 この段階では、「2次方程式」ぐらいの設定ではだめなのだろうか?数値も早い段階にしては難しすぎ
practice139(2) 少なくとも一方が実数解をもたないは黄チャートでは難しいと思う
基本例題90(2) ここではまだ証明を学んでいないことと、受験生が苦手とするところであることと、鈍角を学んだ段階で学んでほしいという観点から、重要例題にしても良いぐらいの扱いでよいのではなかろうか?
重要例題96 数学2ならば教科書レベルだが、この段階ではCR
重要例題97,practice170 青チャートとの配列が逆なのには訳があるのかな?
基本例題102 数学Aでは出てくるが、数学Tで取り扱うのか?
基本例題104 まず一通りの三角形しか解答に出てこない問題をした方が良かったのでは?

黄チャート 数学A編
基本例題10 教科書に出ているからということなのだろうが、素因数分解で2・3・5の3つが出てくるのはきついですね
基本例題27 これでコンパス2個?
practice83 (さいころを振るとは投げること)・・・こういうのはいいですね。(わからない人がたまにいる)
基本例題51 期待値の問題は表をかかせて解いた方がよいのではないだろうか?・・・教科書もそうだし(紙面の都合か?)
重要例題54 黄チャートを使う生徒で、このレベルの問題を解かせたいのであれば、紙面は2ページ必要だと思います
補充問題55 「Q」は、この前にあった方がよいのではなかったか?「くじは平等である」ということも書いてみてはどうだろうか?
基本例題61(1) 青チャートの方が易しい・・・青チャートのような問題でもいいのではないか?
重要例題73 中線定理がここまで難しい形でいきなり出てくるのはいかがか?数学2の図形と式でやるのが妥当か?
基本例題78 チェバの定理の逆は、教科書にもない!いきなりすぎる
重要例題80 メネラウスの定理の逆をここで解説し、それを使うという紙面構成をしなければならないような内容をしかも黄チャートで採用するというのはあまりにも強引

黄チャート 数学2編
練習5(2) 青チャートでは演習問題A。ここでこれは厳しいのでは?
重要例題19 いきなり難しすぎないか?下のINFORMATIONはいいとして・・・。
基本例題23 コンパス2個・・・青チャートの基本例題21はコンパス3個・・・(3)がコンパス3個ということですね?
基本例題25 「多くの式の大小比較」とあるが、青チャートの基本例題23には「多くの数の大小比較」とある。「式」と「数」の違いの意図を教えてほしい
重要例題26 これこそ、青チャートに入れてほしい問題だと思う
基本例題32(2) INFORMATIONの解き方で指導してから本解の指導の方が自然であろう
重要例題50 青チャートの難易度表示が5なのに、難易度4でいいのか?・・・微妙
基本例題66 コンパス1個は少なすぎる
基本例題83 コンパス2個は少なすぎる

青チャート 数学1編
基本例題26 指導要領の内容を越えた発展扱いと考えたら、重要例題扱いの方がよいのでは?
基本例題37 黄チャートとの難易度の違いはなぜ? → 基本例題28と
基本例題43 絶対不等式が出てくるのは、この段階ではきついだろう。副文をたくさん入れているとはいえ・・・苦肉の策としかいいようがない
基本例題54 黄チャートの基本例題45に対応するが、青チャートの方が設問の流れ、図示などがわかりやすく親切
基本例題64 黄チャートの文章題はいきなり難しすぎ、こちらの方が好感が持てる
重要例題70 f(f(x))は、数学V?ただ、このぐらいを学ぼうとする生徒には数学Vでは遅いかもしれない
重要例題73 関数の式で1つのまとまりと見る式自体が複雑、練習で複雑にしてもよかったのでは?
基本例題77〜78 発展の内容扱い。重要例題・発展例題にした方が良いのでは?
基本例題102(2),practice196 鋭角・鈍角のすべてが終わってから取り上げても良いのではなかろうか?
重要例題108,practice212 黄チャートとの配列が逆になっているのには訳があるのかな?
補充例題112 そんなにこのタイプの問題よく出ます?(チャートには以前から収録されていますが・・・)
重要例題120 さりげなく数学Uで学ぶ不等式の証明をしている・・・(仕方がないとはいえ、苦しいですね)
重要例題121 sin,cosの値が連続していると言うことを知るためには必要な問題なのかもしれないが、もうちょっとよい設定の問題はないだろうか?そもそもこの問題は必要か?

青チャート 数学A編
基本例題19 イメージしにくい。例題に対しての図が欲しいと感じた。
基本例題21 (3)→(1)→(2)の方が順序的にはよいのでは?
基本例題24 補充問題にした方がよいのでは?
練習45(2) 黄チャートでは重要例題クラス。基本例題27 アの解説に考え方としてエッセンスはあるが、解いておくことを勧めたい
補足事項 確率の計算で注意すること・・・この説明は良いですね
「すべて」「ある」の否定・・・転換法の説明・・・必要?
重要例題70(2)は、黄チャート重要例題62のように解くのが自然ではないか?
基本例題78 黄チャート同様に誘導がほしいところ
参考事項 三角比の利用 別証というのが非常によろしい
基本例題89 チェバの定理の逆を基本事項で証明してあるのでよい

青チャート 数学2編
参考事項 最大公約数・最小公倍数の話は必須だと思うので受験生は学んでおきたい
基本例題9 逆の確認、検討が非常によろしい。教科書ではあまり取り上げられないところ
練習18 ここで減らし方に工夫が必要な問題演習をしておきたい
等式の証明と不等式の証明で、そもそも等号・不等号が成り立つことを前提とした証明まがいの展開などの解説があるといいのでは?青チャートに取り組むレベルの生徒でも案外欠落しているところ
基本例題23 「多くの数の大小比較」とあるが、黄チャートの基本例題23には「多くの式の大小比較」とある。「式」と「数」の違いの意図を教えてほしい。
練習26 いろいろな解法がある。その解法を探すことも良い学習になる良問
基本例題31(2)(3)の配列は逆の方がよいのでは?
基本例題43 黄チャートの基本例題44(3)の副文にあるような解答も是非載せてほしい
練習65(1) 例題との関連性があまりにもなさ過ぎる
重要例題54 黄チャートの難易度表示が4で、青チャートが5なのか・・・?微妙
基本例題67(2) @とAの直線が異なるので一点で交わるのはこの時点で自明。Bの直線が一致するかどうかを論じても意味がない
基本例題80 難しい問題での対応も視野に入れた解説が非常によい
練習167,168 いずれか一題は、除外点がある問題であっても良かったのでは?
基本例題86 コンパス2個は少なすぎる

★ 参考事項等を載せているのはいいと思う。

★ 青チャートと、黄チャートの難易度表は違うことは明らか(同じ問題でも黄チャートと青チャートの難易度が異なる)

★ チャートの問題は、例題と類題の難易度は明らかに難易度が違っていても同じなのか?
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