31.考え抜くことが人生を切り拓く
 これからの社会で生き残ることを考えるときに、 受験で生き残ることも大切だが、考え抜くことが大切なことを感じる。数学は答えは1つだが、その過程には実にいろいろなアプローチがある。

 受験という枠組みを超えたときに、数学の世界を抜け出たときに、自分で考えを導き出さなければならないことになる。私たちは、そのための訓練を数学を通して積んでいると考えよう。

 答えは人それぞれの中で、自分なりにどのように論理的に答えを導き出すか。世の中で求められている力は、そういう力なのかもしれない。とくに、その中でも@場合分けの力A解答を相手にわかるように説明できる力B1つの真理を求めて追求する力が求められている。上位の学校になればなるほど問題が難しいのはなぜか。究極的にはその追求する力が大きく求められているのだと思う。そのような考える力を最近の世の中は求めない傾向がある一方、上位の学校では、それに期待して易しい中にも本質的な事柄が含まれている問題が多くなってきている。

 ある程度考え抜いていくと、『考えるのが面倒くさくなる』という経験を皆さんはしたことがないだろうか。しかし、そういう事柄を考え抜くことができる人もいる。そして問題に対して解決を得られる人が優れた人と言われるようになっていく。それは訓練によってできるようになっていくことでもあるのだ。

 考え抜くことができる力を持つことが、今の入試を突破すること、さらこれからの人生を切り開く大きな武器になることを覚えておこう。
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