話題#1 「二極化」が言われる中で、
我々は、いったいどう指導していけばよいのか?
3 急激な学力低下を実感する指導者たち
つづき

塾サイド 今までの受験のフィルターでは、考えられなかった層の生徒が入るようになった学校もあるみたいですね。塾の場合だと、定期テスト対策などをして、模擬問題を解かせて、定期テストに臨ませるのだが、それに対応できない人も出てくるかもしれない。

塾サイド 今までは、定期テスト対策をしていれば、テストでも結果を残すことができた気がするが、最近は、それも難しくなってきたのは何でなのか、最近わからなくなることがある。昔はいなかったなあ・・・。

塾サイド 高校に入ってから1か月ぐらいは、高校の勉強にとまどいをもつ。6月ぐらいになると、テストにはいるか終わるかぐらいから、高校生らしくなってきたなあと感じて、夏休みに入ったぐらいには、そうなっている。それが昔の高校生だった気がする。今の上位層20%は、それでいけている。恐らく、80%を採っている学校は、まだ中学の気分でやっていると思う。で、ましてや、中学校の内容が薄くなっている状況では、高校には行ったらちんぷんかんぷんだと思う。それこそ、中学受験は大変だったと思うし。

学校サイド 中高一貫の学校もなかなか大変ではないか。自分たちの時代であれば、どんなに授業のレベルを上げようと、その授業についていこうとしていたが、今では、カリキュラムのことや、ゆとり教育、生徒の気質の変化等々でそれができなくなりつつあるのではないか。

塾サイド 世間が二極化していて、大学が二極化していているわけだから、高校も二極化するわけだ。塾のサイドからしてみれば、高校も二極化してもらった方がいいようには思う。その方が指導しやすいのではないか。

学校サイド 二極化とは言っても、力不足の生徒がいたとしても、上に入ろうと頑張っている生徒もいる。そのへんのさじ加減が難しいとは思う。

塾サイド 5,6年前にはあった普通の公立高校、普通の公立中学校がなくなったということではないか。今では、中高一貫校が、昔の普通の学校のレベルになってしまうのではないか。そんな気がする。

まなりん 何でもかんでも中高一貫でいいとは言えない気が僕にはしている。

新矢 中学入試で合格する・合格しないということで、勝ち組・負け組という意識がどこかにあるのかな?

学校サイド そうかもしれませんね。

学校サイド だからといって、学校が、二極化する生徒を二局に分けるということにも限界があるだろうし、それにも問題があるだろうし。それは学校のやることではないだろうと思う。

塾サイド 負け組の勉強で、受かる学校があるということの中で勉強しないということでもまずいだろうと思う。塾も学校も。そこなのではないか。この対談の意味は。

塾サイド 前にもあったように、上位20%は、今まで通りの勉強で良いんだと思う。でも、下の80%は、好きなことをさせておけばいいのではないか。そういう現状になっているからねえ。だから、好きなように勉強をさせて、本人が満足のいくような教育をできればいいのではないか。責任逃れという話ではなくて、それしかないのかなあとも思いますね。

(ここで塾の先生方による大学入試対策のノウハウを披露)

塾サイド 極端な話、大学に入学できるかできないかでいえば、それでいいんじゃないか?

池田 最近の話題になっているドラゴン桜の話、正論だとは思うけど、それは実践できることなのか?

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