話題#3 中高一貫校における到達度を測るタイミングについて
2.「早すぎるのは本人のためにはならず」
「親だとしたら、やはり私立だ!(脱線)」
「高校受験の代わりをどう考えるか」
まなりん ときどき、中高一貫の学校で非常に早めにカリキュラムを終わらせる学校の話を聞くけど、あれは考えものだなあと考えることがある。子供の発達段階を考えると、そこまでは難しいと思うとことも結構聞く。中学生に数学3をやらせている話とか、本当かどうかわからないけれども・・・精神面の成長と、脳の発達具合などがかみ合わなくなったら・・・まず無理だと思うんだけど。

新矢 中学生にマクローリン展開を聞かれたこともあったな・・・。そういうことをやったらだめだということは本人はわからないのはともかく、大人もわかっていないのは問題だな。そういうエリート教育をしてできる人はいいのかもしれないけど、キャパがない場合には、生徒が壊れてしまう。かわいそうだと思う。

水野 そういうふれこみに対して、親も反応してしまうことも残念なものがある。塾に通っている生徒がいたら、そこの学校ではどのような授業をしているのかがわかる。それを聞いた保護者が反応してしまうということなのでしょうけれども・・・。

新矢 その話を聞いたときに、それを見抜けない親というのもどうなのかなあ。

まなりん そこは、指導者として教えたい気持ちがあったとしても、抑えなければならないことだと思いますよ。僕はとにかく速修だと思う。すべては速修だと思う。そこからスタート。

新矢 ほかの科目とのバランスも大事だよね。数学だけ先取りしてしまってもいけないだろうし。高目でねらっている学年もある程度そろえるべきだよね。それが指導要領じゃないのか?指導要領のある意味なんじゃないのか?公立の学校がこの状態では、公立の学校に子供を入れたくはないと考える親は多い。公立だったら、周りの生徒の質を考えたら、教えられることが制限されてしまうのは自明。であれば、やはり私立に入れたい親は多い。私立に入れないで、公立だとして、教えてもらえないところを家庭で教えられる家庭がいくつあるか。仕事などもある。その中では難しい。生活がきちんとできていない子供たちも、公立にはいる。そんな生徒と一緒にいたら嫌になるのかもしれない。

まなりん 結局、その話が今回の議題#1だったんだと思う。

新矢 公立に行ったら「8割」になってしまう。それは嫌だ。だから私立に入れる。そういう親が圧倒的だと思うよ。

kinopy どのタイミングから私立に入れたいかと言うことはあるかもしれないな。小学校からなのか、中学校からなのか・・・それよりも前は家庭でということになるだろうけど。

新矢 親は仕事をしなければならない。そうなったときに、自分の子供を教えたくても、教えられなくなるのが圧倒的。自分の子供だけど、誰かにお願いしなければならない。そう考えたときに、いったいどこがまともな教育をしてくれるのかと言うことになる。そう考えるから私立なんだろうねえ・・・。

baccy(司会) またまた本題から外れてきましたよ〜。戻しますよ。今までの話を総合すると、中高一貫の場合には、中学2年生段階で、公立の中3までの内容を終わらせてしまうということについてはいいんですよね。

水野 それはいいと思う。

まなりん 極端な話になってしまうかもしれないけれども、今のカリキュラムであれば、中2の2学期で終わってしまいますよ。

新矢 今の中高一貫の私学が、6・3・3の従来の指導を変えていくのかな、という期待もしているね。

まなりん 自分は、結局受験することが自分を成長させるという意味合いも強いと思うので、受験というものをくぐらせるのにも大きな意味はあるよ。

水野 中2の終わりまでには中学内容は終わると思うけれども、それからのしばらくの時期は、高校入試の問題レベルを演習する時期に当ててもいいかもしれないね。

新矢 確かに、そういう時期がないと、落ちこぼれてしまった生徒にはチャンスがないかもしれない。中高一貫とはいっても、落ちている生徒は落ちているからね。

水野 高校の内容で挫折しても、中学3年生のところまで戻ることができるようなシステムができれば、落ちこぼれが少なくなるかもしれないと。

新矢 先生方であれば、中学までならこのレベル、高1ならばこのレベルというのがわかるけれども、生徒にはわからないからね。中高一貫校で一番怖いのは、高校入試がないから、まとめる時間がないことで、力が定着しないこと。定期テストを受けっぱなしで気がついたら・・・ということがあり得るよね。

baccy(司会) まなりんさんから、速修という話が出て、関門がないことで自分たちで関門を作ることが必要ではないかというのが中高一貫としてのまとめになるのかな。

まなりん あとは、その学校が持つ環境ですよね。環境が整っていれば、勝負時期になったら勝負できるような場所が提供されるかどうか。もしも、落ちこぼれても、その雰囲気の中で勉強すれば、自然とよくなっていく部分もある。だから、落ちこぼれができないようにと思う必要はないのかもしれない。このカリキュラムだと思うものをきちんと取り組んでいければいいのだと思う。学校の指導方針が間違えていなければ、問題ないんだと思うよ。

baccy(司会) 長いもので、もう朝になりました。さて、ここで話をしめたいのですが・・・この会の結論はどうなるのでしょうかね?

水野 ごちゃごちゃ言わないで、問題を解け!ということなんでしょうかね(笑)中高一貫校では、高1でセンター試練で通用するレベルを目指すことですかね。

baccy(司会) まなりん先生は?

まなりん 学べば学ぶほど学びたくなる。それが人生ってもんですよね・・・「学び舎」のキャッチフレーズそのものですが。いやいや、baccy先生にも締めてもらわないと。

baccy(司会) 当たり前のことだけれども、やるべきことをきちんとする人が最後には「勝つ」ということでしょうか。

全員 うん、それだ!(終了)