1:事件はいつも唐突に


長谷川龍:金返せは?
透野 隠:そうや。紙! 車の修理代っ。
咲羅紅之助:こっちも貧乏なのに……。
GM:前回のツケを払ったところで。 9時頃に、街を歩いてるそうな方は?
松浦 永:夜の9時位?
フェルナンド:パトロールしてるかも。
一同:パトロール!(爆笑)
透野 隠:「お嬢さん、危ないですよ。私が送りましょう」って?
長谷川龍:何のパトロールだ、夜の貴公子め(笑)。
フェルナンド:おお、異名だ(喜)。
長谷川龍:バーテンじゃなかったのか? バーテン。学生で。
フェルナンド:学生やめたんだよう。
GM:外見年齢何歳なの?
透野 隠:35くらい?
フェルナンド:ええ!? 27、8だよ。35、失礼だね(笑)。
GM:そうかなー、男は30からでしょう。28も旬だと思うけど。
松浦 永:夜の散歩してる。
透野 隠:すすきのにはいそう。
GM:了解。みんな、すすきのに向かっている、でいいのかな。
透野 隠:だって、溜り場はすすきのなんでしょ?
GM:咲羅さん来るの早そうだね。
透野 隠:君、寝るの早いから(笑)。
咲羅紅之助:ね、寝るのは早くないけど。
長谷川龍:平日だったらいると思うよ。何でみんな、こんなに暇人なんだって感じ(笑)。でも俺、詞! 詞書かなきゃならないから。
透野 隠:ああっ、原稿が(笑)。
長谷川龍:「新曲の詞書かなきゃ!」
GM:国語辞典が横に置かれてたり。
透野 隠:パソコンでかちゃかちゃと。
松浦 永:モバイルで送って? かっこいい♪
咲羅紅之助:「嫌だ」 触ると爆発するかも。
長谷川龍:「今度の新曲は3枚組だ!」
松浦 永:「3枚組なの? シングルばっかり3枚組? すごいっ」
透野 隠:「初回版のみポスターつき?」
長谷川龍:「カードついてるんだ」
GM:では散歩をしてる永ちゃんと、パトロール中の伯爵は、3Dを振ってください。同じ数が出たらばったり出くわしたことにしよう。
フェルナンド:(ころころころ)。
一同:おお!? 出くわした(笑)。
松浦 永:珍しい。
長谷川龍:……そうかなあ?
松浦 永:ばったりなんて珍しいよ。たぶん遠くから気づいてたんだと思うの。何か見たことあるけど……いや、でも近付かないようにしようとか。
フェルナンド:「な、な、何で近付かないのさ。失礼な」
松浦 永:「いや、ミステリアスだから。ほら」
GM:出くわして話をしているところで、中年男の悲鳴が「うぎゃ〜っ」と。
松浦 永:中年男ぉ?
透野 隠:絶対駆け寄らんわ。
フェルナンド:どうでもいい。
咲羅紅之助:お嬢さん以外はどうでもいいのか。
松浦 永:「え、そんなこと言わないで見に行こうよ〜。気になるじゃん」
フェルナンド:「う〜ん」で渋々、ひっぱられていくと。
GM:永ちゃんは耳がいいから、判定なしで御案内しましょ。人気のない路地に男が仰向けに倒れて、もがいてるのがわかる。
フェルナンド:「何だよ、酔っ払い」
GM:男の腰に黒いぬるぬるした蛇のようなものが巻きついてる。
松浦 永:「気持ち悪いっ!」
GM:ぬるぬるしたものの端は道路脇の半開きになったマンホールに続いてる……。
長谷川龍:うおお、怖え〜。
透野 隠:妖怪っぽい。
松浦 永:「こ、怖いよう」って言いながら近寄ってく。
GM:永ちゃんが近寄った瞬間に、そのじたばた叫んでた男が急速に水分を吸い取られ、瞬時にミイラと化した!
長谷川龍:かっこいい〜。
松浦 永:……呆然としてる。
フェルナンド:目が点。
GM:これは妖怪でも怖いので恐怖判定してください。+3して、知力以下を出してね。
フェルナンド:……げ! 目茶苦茶高い。
松浦 永:だ、大丈夫。
GM:伯爵、怖がり?
フェルナンド:う、うん。ひ弱だから。
長谷川龍:こういうの慣れてそうなのにねえ。ミイラとか。
GM:いくつ失敗してる? もう1回3D振って、今失敗した分を足してください。
フェルナンド:……13。
GM:1Dポイント疲労。さらに1Dターン朦朧状態。サイコロ振って、疲労のところに書いて下さい。
長谷川龍:怖くて疲れたんだ。
透野 隠:腰が抜けたってやつ?
フェルナンド:(ころころ)……5ターン。
松浦 永:「ちょっと、どうしたのよ〜」
フェルナンド:あとは任せた(笑)。
長谷川龍:5秒だからね。面白いからそのうちに写真とっときな(笑)。
GM:伯爵の神経が吹っ飛んでるうちに、ぬめぬめした黒い蛇のようなものは、男から離れてマンホールに吸い込まれるように姿を消していく。
フェルナンド:「おおお、吐き気が〜」
透野 隠:介抱してやれよ。
長谷川龍:後を追わないの?
松浦 永:マンホールに消えてっちゃったんでしょ?
フェルナンド:男も?
GM:いや、男はひからびたまま、現場に残されている。
透野 隠:死んじゃってるんでしょ? そうだよね。
GM:頬が痩けてしわしわになってて、目玉がくるんと白目を剥いていて、指の皮が骨に張り付いていてへらへらへら〜(楽しそう)。
透野 隠:い、一応、脈はかるなり何なり……。
松浦 永:触るのっ!?
フェルナンド:「頑張ってくれ」
長谷川龍:そういう世界に生きてるじゃないか。
松浦 永:ちょ、ちょっと近づいて、息があるか確かめてみる。
GM:息はない。
松浦 永:じゃあ、ちょっと触ってみる。
GM:ひからびてかさかさ〜。
松浦 永:下半身つっこんでるだっけ。そのどろどろしたのが行っちゃった、マンホールの中を覗いてみる。
GM:覗いてみても、何も見えないが。
松浦 永:下半身入ってるんだから、蓋は開けてるしょ? だからちょっと覗いてみる、さすがに入っていくまでの勇気はないけど。
GM:何も見えないけど、大きいものが凄い速さで地下の下水管を移動していく音がする。
長谷川龍:地下でそんなものを飼ってるなんて。
透野 隠:札幌市も(笑)。
GM:人気がない路地だけど、すすきのだからいつ人が通りかかるかもしれない。調べるなら早くね。
松浦 永:……ここまでにしておく。ここまでにしておいて、兄さん連れて。
透野 隠:金髪の兄さん連れて。背負って。
フェルナンド:金髪じゃない、黒髪。目は青だけど。
松浦 永:兄さん背負って、みんなの溜り場に行く。
GM:では、かろんと扉を開けて……。
松浦 永:「ちょっとちょっと大変なんだよ!」
長谷川龍:「やあ、随分慌てているねえ」 かきかきかき。
フェルナンド:「ぼーっ」(笑)。
透野 隠:「何やねん?」
松浦 永:「大変なの大変なの大変なの〜!!」
透野 隠:「落ち着け」
長谷川龍『ばらばらに散らばる花びら』(笑)色々書いてる。
透野 隠:「何やねん、こっちは締め切りが近いんや!」
フェルナンド:「ぐるぐるが、人に巻きついて、ずるずるひからびて」(笑)
透野 隠:「わけわからんっちゅうねん」
松浦 永:「さっきねっ、兄さんとばったり出会ったら、遠くから中年の男の悲鳴があがってっ、駆け寄ってみたら……」
一同:(あらぬ方を向く)
透野 隠:聴いてるようで聴いてないな、みんな。この二人の戯言だと思って。
松浦 永:「ちょっと聴いてるの、みんな!?」
長谷川龍:「成程、それは詞のネタに(笑)」
松浦 永:「真面目に聴いてよ〜!」
GM:……いいのか? 善良がそんなんで。
長谷川龍:善良なんだよね。でも言ってることわからないからさ、この人たち(笑)。
松浦 永:「もう、嘘だと思って聴いてるでしょう! マンホールから人が出ててね、仰向けでね、倒れてたの。そこに巻きつく黒いどろどろとしたものが。黒いどろどろとした蛇みたいなものがね、巻きついててね、近寄ってみたらね、ミイラになったの男の人が!!」
透野 隠:「難儀やったなあ(笑)」
松浦 永:「それだけかいっ! それでね、その黒いどろどろとしたものがマンホールの中に消えてったの!」
透野 隠:「……よく深入りせんかったな。偉い偉い。よしよし」
松浦 永:「うん、ちょっと大人になった!」
長谷川龍:「何で助けなかったんだ!?」
透野 隠:「また始まったよ」
松浦 永:「助けられなかったの、助けようとしても! 目の前でミイラになっちゃったんだからぁ〜」
長谷川龍:「わあ、何でこんな切羽詰まってるときにこんなことがああ〜!」
松浦 永:「でもね、きっとね、そのままミイラのオジサンほっておいたから、明日の朝にはニュースになってるかと」
長谷川龍:「近場?」
フェルナンド:「うん、路地裏。すぐそこだよ」
長谷川龍: 「ふうん。行ってみるか? 大阪弁、さん」
透野 隠:「何でやねん。締め切り近いんやで」
長谷川龍:「………」
透野 隠:「だって下手に現場うろうろしてみ、また警察に連行されたらどないすんねん(笑)」
長谷川龍:「ブラックリストだからなぁ(ぼそり)」
松浦 永:「誰もうろうろしろなんて言ってないー(関西弁アクセント)」 あう。
GM:波及する関西弁。
松浦 永:「けどぉ、隠さんの情報網で……」
透野 隠:「わからんて。黒いどろどろしたものやろ?」
松浦 永:「それで、地下の下水道をもささ〜と。もささっと動いてったのよう、大きなモノが」
フェルナンド:「もささって何だ?」
透野 隠:そういうのインターネットとかで調べられる?
GM:データバンクはあるだろうけど、黒いもさもさしたモノでどれだけ範囲を狭められるかは……結果多量。
長谷川龍:『もっと情報を絞ってください』
透野 隠:「うひ〜」
長谷川龍:「そういうの見たら逃がすなよう!」
松浦 永:「深入りしろって言うの!? 今までそれで失敗してるのに」
長谷川龍:「おう」って言うか、普通の人間を巻き込むわけにはいかないでヤンスよ。
透野 隠:「いや、不可抗力だったと思うで」
咲羅紅之助:……[妖力感知]とか出来る奴いないのか?
長谷川龍:……1メートル。直径1メートル、ぷぷぷ。
フェルナンド:目の前にいるとね、わかるよねすぐ。
長谷川龍:「どろどろしてるのは妖怪だと思うよ。どろどろしてる人間はいないだろう」
透野 隠:「わからんやろ」
松浦 永:「で、それを見て、この兄さんひっぱってここまで来るのに……」
フェルナンド:疲労してる、ぐったり。
松浦 永:「ここまで来るのに精一杯だったの。みんなに言わなきゃと思って!」
長谷川龍:「そんなことに弱いのか。ふっ、長生きしてるのに」
フェルナンド:「ぐさっ!」
透野 隠:「深入りせんかったことは褒めてやる」 まだニュースにはなってないよね?
GM:そうだね。そろそろ発見されたかな? 人だまりができ始めて、わきゃわきゃやってるところ。
長谷川龍:また札幌の怪奇現象100選とかに選ばれる(笑)。
透野 隠:「下手に動かん。今回は」
長谷川龍:「うわぁ」
透野 隠:「だって……また連行されたら困るっ」
松浦 永:「そうだよね。常連になってしまう」
GM:何もしないんだったら、次の日の朝ってことになるね。
長谷川龍:また、1日目が早く過ぎていく……。


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