○コーマ市(小自治体)
↑写真は、庁舎正面)
 サンフランシスコ市から鉄道で30分ぐらいのところにある、人口1,200人のコーマ市(自分たちではcityと言っている)。
サンフランシスコ空港の近く。空港行きの高速鉄道バートが延びてきて、数年前に駅ができたという。
サンフランシスコ圏では最も小さい自治体。150万体の墓地がある墓地の町で、日系人墓地もある。
市長は「地上には1200人しかいないが、地下には150万人が住んでいる。」と冗談を言っていた。
 ここでは市長も5人の市議も消防署もすべてボランティアでやっている。
市長は市議のもちまわりで、今は女性のヘレン・フィシカオさん。
昼間は電力会社に勤めているそうで、子どもの学校の行事、会社の仕事、市長の仕事を忙しくこなしているそうだが、報酬は、
月額約500ドルだそうだ。
 その下で、以前は他の都市でマネージャーをしていたという女性マネージャーと、都市計画のエンジニアの男性が
市のスタッフ35人とともに市を運営している。
消防署員は全員ボランティアだが、署の事務所に消防車が2台とかなり本格的で他市の消防署と連携を取って市外へも消火活動にいく。
その他にも署員・家族でやけどをした子供たちのためのチャリティパーティを開いたり、啓発イベントをしたり(何とそのための調理
場が署内にある)とにかくみんな明るく和気あいあいという感じである。
 市長さんなどと市議会議場で交流したが、市議の一人が会場に他の市議が来ていないか確認してから会場に入ったことを以下のように
説明した。
   (
  市議が3人以上(過半数)集まればいつでもどんな時でも(今日のような交流の場でも)、議会になることになるので、公開の場以外、
つまり市民のいないところで3人以上集まらないことにしているとのこと。(市議会は州法で公開が原則になっている)
ちょっと律義すぎるぐらいのこの姿勢だが、好感が持てた。
 議会は、毎月第2水曜日の夜に開かれ、毎回、約8割くらいの市民が参加(傍聴ではない)するという。
市民が議会で発言するのはいつものことで、時には朝の1〜2時ころまでかかることもあるとか。
日本の議会は傍聴だけだというと、日本に行きたいと笑っていた。
 また、議会だけでなく、市民による委員会を作って具体の事業に意見を提案するそうで、例えばレクレーション委員会には10代の
人も入っているとのこと。小さい市であるがゆえの住民皆参加の行政を行っていた。
 市長、警察署長などが歓待してくれ、私も、持参した茶道道具一式で、即席「ティーセレモニー」で一服、非常に喜んでもらえた。