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南暑寒荘から湿原までは距離にして約4km、標高差は役300mです。歩き始めるとすぐ前方に「円山」と呼ばれる岩塔が目に飛び込んできます。円山の標高 (853m) がちょうど雨竜沼湿原と同じ位なので、「あの高さまで登るのだ」と、覚悟できるでしょう。ペンケペタン川の左岸に沿った歩きにくい玉砂利の道から歩き始めます。円山の沢に架かる小さな鉄の橋を渡り、緩やかに登り辿ると、最初のつり橋に着きます。 つり橋を渡ると今度はペンケペタン川の右岸に変わり、ここからやっと砂利道を離れ、歩きやすい登山道に変わります。渓谷に沿った山道は程なくして一合目の標識を見、さらに幾つかの小沢を通過しながら先へ進むと、「白竜の滝」分岐に到着します。 滝を眺めるのに格好のテラスが上下にあり、行きと帰りで両方に立ち寄ることができます。。分岐をやや下り気味に直進すると、滝を見上げる下のテラスに出ます。分岐を左に滝を高巻くように進むと、滝を見下ろす上のテラスに出ます。下のテラスからは直登して登山道と上のテラスに合流する道があります。公称落差 3 6。を誇るこの滝は、雨竜沼湿原の基盤となる溶岩台地の東端露頭部に懸かるもので、増毛山地を代表する美しい漠布と言えます。 |
![]() 管理棟(登山届け提出) |
![]() 渓谷第一つり橋 |
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白竜の滝を過ぎると、間もなく二つ目のつり橋に着きます。再びペンケペタン川の左岸に変わり、これからが湿原までの間で最もきつい登りとなります。名付けて「険竜坂」。竜の背のような急坂を連想させる名称です。一歩一歩自分のペースに合わせて登るなら、少しの辛抱で通過できるものです。坂の途中には適度な間隔を置いて緩斜面が現れたり、巨大なダケカンバの根のテラスがあったりして、登りの辛さを程よく緩和してくれるはずです 。 一度遠ざかった渓谷の水の音が再び近くに聞こえ始めると、道は驚くほど平坦になり、やがてペンケペタンの岸辺を歩く道となります。岩清水が流れており、6月中下旬にはタカネザクラが美しい渓流沿いの道です。以前は水場として利用されていましたが、休憩場所としても格好のロケーションです。 一路雨竜沼湿原を目指すと、川の流れの穏やかさや道の歩き易さに、近づく湿原の気配を感じ取れます。すぐに浮き石のある小さなガレ坂となり、登りきると前方の視界が開け、深い緑の大地が出現します。雨竜沼湿原です。湿原の背後には三角形の南暑寒岳とその右に台形の暑寒別岳が連座しています。平坦なササの中の道を進み、三合目の標識を過ぎ、枝沢を渡ると、とうとう湿原入口です。 |
![]() 険竜坂の急な登り |
![]() 水場付近 |