雨竜沼湿原リアルタイムメッセージ

 登山シーズン中の花の開花状況や観察できる野鳥や昆虫たちを毎月アップデートして掲載します。現在の湿原の様子をお楽しみ下さい。(毎年6月から9月頃まで掲載します。)

 

 

2013年の登山シーズンは7月5日からスタートしました。

 

 

 過去の例のない程の多量の積雪と雪解けの遅れにより、今シーズンの山開きも遅れていましたが、ようやく7月5日よりスタートとなりました。

 2013年7月10日付の雨竜沼湿原一帯の様子について、登山道や動植物も含めたエコモニターNO,2の編集版を掲載します。(詳細は後日)

●問合せ

お問合せ
〒078-2692
北海道雨竜郡雨竜町第8町内
雨竜町役場 産業建設課 農地商工グループ
TEL0125-77-2248  FAX0125-78-3122
E-mail:shoukou@town.uryu.hokkaido.jp


〒078-2638
北海道雨竜郡雨竜町第8町内
雨竜町観光協会(雨竜町商工会内)
TEL0125-77-2673  FAX0125-77-2151

 

 

 雨竜沼自然館では毎月様々な催しを企画しています。是非、ご参加ください!!

 

●2013年7月の雨竜沼自然館公開湿原講座

雨竜町観光協会主催

「 〜安全で楽しい登山のための〜

雨竜沼湿原登山レクチャー2013」


  尚、予てより立ち上げを予定していた「雨竜沼ファンクラブ」ですが、2007年7月1日よりHP公開し、本格的な活動を開始しています。新たな雨竜沼ファ ンの発掘と湿原の未来を見守る「守人」を育む事を目的にスタートしました。ラムサール条約のワイズユースとサスティナブルユースをここ雨竜沼湿原で実践し たいと思います。

 無料のメール会員登録による最新情報の配信や、ガイド付の湿原登山等が行われています。

 以下のサイトをご覧ください。

http://tour.uryunuma-fan.net/

 

岡本洋典

 

 

■■■2013,7月 雨竜沼自然館公開湿原講座■■■

雨竜町観光協会主催
 「〜安全で楽しい登山のための〜雨竜沼湿原登山レクチャー2013

 7月,8月の雨竜沼湿原は1年で最も華やかな季節を迎えます。手軽に家族で訪れるファミリー登山のルートとして、或いは旅行会社主催の中高年向けの登山ツアーコースとして、毎年多くの登山者で賑わいます。
 しかし、持病が原因となる登山者の死亡遭難事故が発生したり、登山者とエゾヒグマの遭遇など、登山の安全を脅かす事態が毎年報告・懸念されています。
 より安全で楽しい湿原登山を行うために、雨竜沼湿原についての最新の情報や行動計画・登山装備についての提案、危険回避の方法等をご紹介したいと思います。今夏のとっておきの見所や登山前に知っておくと役立つ情報等も合わせてお知らせしたいと思います。

 

※案内チラシとしてデザインしてありますので、ダウンロード・出力してご利用下さい。

●日 時 2013年7月27日(土) 午後2時〜
     開場・受付 午後1時30分から
●会 場 雨竜沼自然館
      〒078-2641 雨竜郡雨竜町第10町内
             道の駅田園の里うりゅう内
●講 師 岡本  洋典 (自然写真家) 
●定 員 先着100名まで
●参 加 無料
●申 込 当日会場で 
●問合せ 雨竜町観光協会 0125-77-2673
     〒078-2638 北海道雨竜郡雨竜町第8町内(雨竜商工会館内)
●主 催 雨竜町観光協会


http://michinoeki-uryu.com/

 

■■■■2013,エコモニター■■■

 

雨竜沼湿原エコモニター 2013/NO,1

調査日 2013年7月1日(月) 天候 晴れ

調査場所 ゲートパーク〜雨竜沼湿原一帯〜南暑寒岳

概況

 7月1日現在、ゲートパークから南暑寒岳に至る登山道は、一部登山道が雪渓に覆われていますが、通過は可能です。旧水場の 雪渓は山側を通過出来ます。登山道に注ぐ枝沢や湿原内支流河川は増水していますので、当面は登山靴より長靴がお勧めです。木道上に雪が残っている場所で は、踏み抜かないよう慎重に通過してください。湿原から南暑寒岳に至る登山道では、頂上直下と6合目、展望台下部に雪渓が残っていますが、ピンクテープを ガイドにしてください。湿原内や登山道にエゾヒグマの新しい痕跡は見当たりませんが、必ず自分の存在を示す鈴等の鳴り物を携行して入山してください。
 湿原では既にミズバショウやショウジョウバカマ、エゾイチゲ等が開花しており、野鳥ではオオジシギやノゴマが目につきます。
 湿原までの登山道沿いにはまだカタクリやエゾエンゴサクなど早春の植物が開花しており、沢沿いではエゾノリュウキンカが水辺に彩りを添えています。旧水場付近ではチシマザクラが開花しています。野鳥では、ウグイスやエゾムシクイのさえずりを良く耳にします。
 ブユや蚊などが多くなっていますので、虫除け対策をお忘れなく。(雨竜町エコモニター 岡本洋典)


 

 

2013,7/1,第1吊り橋手前のダケカンバの倒木

 

2013,7/1,第1吊り様子
 

2013,7/1,沢沿いに開花するエゾノリュウキンカ
 

2013,7/1白竜の滝の様子

 

2013,7/1,第2吊り橋から見るペンケペタン川
 
2013,7/1険竜坂とダケカンバ

観察植物のトピックス


●ゲートパークから第1吊り橋間の雪解け直後の場所ではカタクリやエゾエンゴサクが開花しています。
●ミヤマスミレやニリンソウなども多数開花しており、旧水場付近ではチシマザクラが開花しています。
●湿原ではミズバショウが川の流れに沿って群落を形成しており、エゾイチゲやショウジョウバカマも多数開花しています。
●まだ背の低いワタスゲが黄色の花を付けています。
●南暑寒岳山頂では、ゴゼンタチバナやコケモモ、エゾヤマゼンコなど夏の高山植物が開花しています。

 

場所 観察できる主な開花植物 代表種の写真


ゲートパークから雨竜沼湿原まで

エゾワサビ タチカメバソ ウ ノビネチドリ ハクサンチドリ ニリンソウ エゾイチゲ ヒメイチゲ エゾエンゴサク マイヅルソウ カタクリ オオアマドコロ サンカヨウ オクエ ゾサイシン オオタチツボスミレ ツボスミレ ミヤマスミレ フイリミヤマスミレ シラネアオイ ツバメオモト ミズバショウ ザゼンソウ ノウゴウイチ ゴ イワナシ タニウツギ オオカメノキ チシマザクラ エゾノリュウキンカ ミツバオウレン他

写真上、ミヤマスミレ

写真下、サンカヨウ

雨竜沼湿原一帯〜南暑寒岳山頂まで エゾイチゲ ニリンソウ エゾノリュウキンカ ワタスゲ ショウジョウバカマ ミズバショウ ザゼンソウ ミツバオウレン サンカヨウ ゴゼンタチバナ
エゾヤマゼンコ コケモモ ツマトリソウ マイヅルソウ ハクサンボウフウ オオカメノキ チシマザクラ ウラジロナナカマド タカネナナカマド ハイマツ ハイオトギリ ミヤマスミレ 他

写真上、ミズバショウ

写真下、ワタスゲ

 

 

2013,7/1,旧水箸の雪渓の様子

 

2013,7/1,湿原入口前のミズバショウ群落
 


2013,7/1,まだ雪が残る湿原

 


2013,7/1,湿原テラス付近のペンケペタン川

 

2013,7/1,大沼付近の様子
 

2013,7/1,浮島橋付近の様子
 

2013,7/1,浮島橋付近のミズバショウ
 

2013,7/1,増水している支流河川
 

2013,7/1,増水した水中で開花しているミズバショウ

 

 



観察動物のトピックス

●湿原で見られる野鳥では、オオジシギやノゴマが目につきます。
●登山道ではウグイスやエゾムシクイのさえずりを良く耳にします。
●南暑寒岳山頂でアオカタビロオサムシ、キアゲハとキベリタテハ(越冬体)を確認しました。
●雪解け水の溜まりでエゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵塊(卵嚢)を観察できます。
●湿原内や登山道にエゾヒグマの新しい痕跡は見当たりません。
●動植物の採集・捕獲は一切禁じられていますので、山菜採りや昆虫採集などは行わないでください。

 

 

場所 観察できる主な野生動物 代表種の写真

登山道

ゲートパークから雨竜沼湿原まで

●野鳥
アオジ エゾムシクイ ミソサザイ ウグイス ツツドリ カッコウ コマドリ ノゴマ キジバト カラ類
●昆虫
ヒョウモンチョウ ルリシジミ エゾスジグロシロチョウ エゾハルゼミ エゾマイマイカブリ 
●その他
エゾアカガエル(卵塊) エゾサンショウウオ(卵嚢)

写真エゾハルゼミ


エゾハルゼミ(セミ科)
体長はオスで3cmほど。全体的に黄褐色だが、頭部・胸部はやや緑色を帯 び、黒い線や斑紋の模様がある。北海道・本州・四国・九州と、日本以外では中国に分布する。日本産のセミとしては北方系で、北海道以外では標高の高い山地 に限られる。北海道では多くの地域で最もメジャーなセミで、最盛期には森林や低山帯で無数の鳴き声が聞かれる。落葉広葉樹林に生息し、5月下旬から7月に かけて発生する。オスの鳴き声は特徴的で、アイヌ語では「ヤキ」と呼ばれるが、これは鳴き声からきた名前。西日本では少ない生息地がさらに狭まっており、 各都府県で独自に作成したレッドデータブックでは絶滅危惧種として記載している所が多い。
湿原一帯〜南暑寒岳山頂 ●野鳥
 ウグイス カッコウ ツツドリ ノゴマ オオジシギ ヒバリ マガモ トビ  
●昆虫
 キアゲハ キベリタテハ エゾハルゼミ(越冬体) アオカタビロオサムシ (いずれも南暑寒岳にて)
●その他
エゾアカガエル(卵塊) エゾサンショウウオ(卵嚢)

写真のごま


ノゴマ(ツグミ科)
全長15cmほどで、夏にロシアや北海道で繁殖し、冬季は東南アジアへ南下 し越冬する。全体に白っぽい体色で、眼の上の白い眉状の斑紋とオスの喉の赤い斑紋が特徴。メスは全体に白っぽく目立たない。平地から亜高山帯にかけての草 原や灌木林に生息し、動物食傾向の強い雑食で、主に昆虫類を食べる。繁殖期にオスは草の上などで大声で様々な囀りを行う。種小名calliopeはギリ シャ神話の文芸の女神「カリオペー」の意で、囀りに由来する。倒木の下などに枯葉や根などで皿状の巣を作り、6-8月に1回に3-5個の卵を産む。雨竜沼 湿原周囲のササ原で繁殖している。

 

 

2013,7/1,開花しているワタスゲ
 

2013,7/1,湿原展望台から見る湿原
 

2013,7/1,南暑寒岳6合目の雪渓とピンクテープ
 

2013,7/1,南暑寒岳9合目の雪渓と暑寒別岳

 

2013,7/1,南暑寒山頂から見る暑寒別岳
 

2013,7/1,南暑寒山頂から見る雨竜沼湿原

 

2013年7月10日  エコモニター02

ダウンロードしてご利用下さい。

 

「雨竜沼自然館」通年開館中

 

 2006 年4月1日、地元雨竜町に「雨竜沼自然館」がオープンしました。自然写真家・岡本洋典の雨竜沼湿原の作品を常設展示しながら、雨竜沼湿原のワイズユースに つながる活動の拠点となる新しい施設です。 今後は、広く雨竜沼湿原の魅力を紹介しながら未来へ向けた湿原の保全を広く訴えて行きたいと思います。ご期待 下さい。                              

●雨竜沼自然館の様子●

 

 自然館では四季の湿原の景観だけではなく、動植物、湿原の成立ち、湿原の現状と問題点など、資料性を重んじた展示も試みています。

 週末は岡本が常駐する機会が多くなります。その際には、湿原の映像をお見せしながら動植物や湿原環境についての解説を行っています。

 

 

 

雨竜沼湿原登山についての注意

 安全で楽しい登山を行なうためには登山者一人一人の適正な利用意識とマナーが必要です。以下の点について是非ご協力下さい。

※予め適切な情報を入手し、登山計画を立てる。

※天候の変化や不慮の事態に対処できるよう、必要な装備を携行する。

※ゲートパークの管理棟で必ず登山届に記入して入山する。

※7,8月の週末は混雑しますので、なるべく平日の登山を計画する。

※駐車場以外の路上駐車は行なわない

※混雑の原因となる大型バス等による団体登山の利用・計画を避ける。

登山道・木道以外には立ち入らない。

登犬猫等のペットを同伴しない。

動植物の採取・捕獲は絶対に行なわない。

ゴミは全て持ち帰る。

※入山の際には、一人500円の「雨竜沼湿原環境美化整備等協力金」にご協力下さい。



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