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平成26年7月28日研修報告

学校力向上に関する総合実践事業

テーマ研修

「学習規律の確立・ノート指導の徹底」
 花川小学校、双葉小学校、紅南小学校、緑苑台小学校、花川中学校の5校は、学校力向上のために連携し、様々な取組を進めています。
 教務作業部会では、CRT目標値、学習規律、最低保障学力、学習習慣(生活RCシートの活用)などが話し合われ、研修作業部会では、ノートの書き方、話し方・聞き方についての共有化、放課後ミニ研修(H24年度17回)の企画運営をしています。
 共有したり、達成度を交流したりする会議自体は有効ですが、それぞれの学校の職員に浸透していかない。ミニ研修についても、参加者は実践につなげることができるが、還流が難しいといった悩みがありました。
 そこで今年度は、実践校の大多数の職員が一堂に会する研修を行うことで、各校の進捗状況を理解し、学校改善につなげる。また、市内各小中学校にも参加を呼びかけることで、学校力向上の取組を普及し、地域として学校力の向上を図ることを目的にテーマ研修を開催しました。
 

1. 実践発表
 4校で共有化している学習規律の定着、ノート指導の進捗状況について、各校の代表が発表しました。また、今後の学校改善に向けて参考となる取組が提言されました。


2. グループ討議
 パネラーの発表をもとにフロアーでは『学級(学校)の子どもたちの学力を向上させるために大事なこと』を3点に絞って付箋に記入し、ワークショップを開きました。




○「自分の実践や学校での取組に生かしたいこと」は?

・ シンプルな学習道具・ノーキャラの徹底 
・ わかりやすい掲示物、集中できるような壁面・板書
・ ユニバーサルデザインを取り入れる。
・ 説明する場面での立腰 
・ 学習規律をただの飾りではなく、取り組み、徹底していくこと。また、粘り強く指導していくことの大切さを感じました。夏休み明けからまた頑張りたいと思います。
・ 学習規律について、各学校での取組を知ることができ、大変勉強になった。
・ 小1から中3までの9年間を見通した学習規律、学び方の指標作成と実践。
・ わかる授業を毎日の中でしていくこと。当たり前のことだけど、全てはここから意欲につながり、学力向上にもつながっていくということを再確認できました。
・ 学習困難の子もフィードバックできるだけの準備をしたい。(教材研究)
・ 自分の板書も今一度見直し、子どもがノートに整理しやすい書き方となるようにしたい。
・ 教えて考えさせる授業
・ TTの効果的な活用(児童や各学年・学級の取り組みや分析など)
・ 実物投影機やICT機器を有効に利用していきたいと思いました。
・ ドリルを繰り返し使っていきたいです。
・ ヒドゥンカリキュラムを意識して取り組みたい 
・ 子どもたちに身に着けさせたいことは、自分の行動で見せながら教えたい。
・ ノート指導の徹底 
・ 隣の子にノートを活用して説明させる(理解を強化)
・ 現在、小学1年生を担任していますが、第2節ではノート指導に力を入れたいと思います。第1節では板書の視写が主でしたので、自分の考えを記し、説明できるような力をつけていきたいと思います。
・ ノートは調べたり、振り返るための資料となるので、使い終わったノートは持ち帰らないで教室の個人棚に保管させ、いつでも活用できるようにする。
・ 学習規律やノート指導や徹底の大切さを改めて実感しました。今後も繰り返し指導していきます。ペア交流では指さし説明できるよう指導していきます。
・ 教師にも共通理解を図る。チャイムと同時に 全員が聞く姿勢になってから
・ 全校で取り組みを統一させること 
・ 学校で統一した方向に進んでいくことが何より重要。そのベースには先生方が「学校をよりよくしたい」という想いを体現できる風土が必要。
・ どれも当然、学級で行われるべき内容であると考える。それらが一年を通して徹底されるように実践を進めなければならない。
・ 自校でも取り組んでいることが多くありましたが、一番の違いは徹底することだなぁと感じました。
・ シンプルな指示、シンプルで児童がわかりやすい表現で伝えるなど学校全体の取り組みに入れてもらいたい。
・ まずは「シンプルに最低限のルールを徹底する」ということを大切にしたいです。「学級学年間のばらつきをなくす」「ぶれないラインを明確にする」ということが大事だと思うので、「環境を見直す」「共通理解を図る」というところから始めたいです。
・ 学校で統一した考えをもっていくことが大切だと思いました。立腰や持ち物の確認、ノートの取り方等、全学級で同じ方向を向いて取り組んでいきたい。
・ 家庭学習の取り組み(時間の記入など) 
・ 放課後学習や給食前指導の取り組み
・ 今回、学校力向上に関わる学校が一同に介して実践を交流、確認するような今回の研修は意義のあるものと考える。
・ 目的を明確にして共通理解して進めることは大切でしょう。しかし、児童個々のレベル(上位~下位)に合わせた指導をする際に、方法や時数、手段は違って当然と考えるべきである。一単元を少人数グループ指導を行っても、上位~下位までが同じやり方、同じ時間数で同じスピードで進めることは、やるのであれば無意味なグループ指導になりはしないだろうか。
・ 小中の連携が少しずつ太くなっていったらなと思いました。

〈中学校の参加者から〉
・ 学習用具の配置など、興味深かった。
・ UD化~自分一人しか教科担任がいないので,はたしてUD化できるか検証できないかもしれないが保護者が見てわかるように出来ればと思う。
・ 筆入れの中身,鉛筆の柄でも集中力に関わってくるという話はわかっているようで見過ごしていた感じがする。そういう意味でも生徒や家庭へも働きかけたい。
・ 中学生であっても学習規律の確立という意味ではまだまだの所があります。姿勢・ノートの取り方については特に指導方法として参考になりました。
・ 授業の受け方(説明の聞き方)
・ 学習規律の確立(小学校の実践をもとにして)するため、校内研修で取り組みます。
・ 花川小の立腰をはじめとする、学習ルール定着の取組はとてもよいと思いました。小学校でのこのような取組に感謝したいと思います。
・ 生徒の活動を保障し、向上できる指示、発問などの教師の授業力について研修を進めます。
・ 本校でも隠れたカリキュラムに注目して、八禁八策ということを意識して生徒指導にあたっている。今後は学習指導にも隠れたカリキュラムを意識したい。
・ ノートの取り方やヒドゥンカリキュラムについて,自分一人で行えることなので次節から取り組んでみたい。
・ それぞれの小学校でやっていることをどう再構築するか難しいと感じている。
・ ノート指導については徹底できるよう指導しているが、学習規律に関しては中学生ということもあり確立していない部分があります。小学校での取り組みを知り、引き継いだり参考にすべき実践が多くあったので、今後に生かしていきたい。

研修を終えて
・ 初めての試みであるテーマ研修会であったが、学習規律・ノート指導と視点を絞ってはいるものの、普段なかなか知ることが出来ない各校の実態を交流することが出来る貴重な研修の場となった。

・ 実践指定校・近隣校で子どもたちの実態は異なる。各校で統一している部分、実態に合わせて工夫している部分があってしかるべきであると共に、基本線を統一することで中学校への橋渡しが容易になることは間違いない。今後も、学習規律・ノート指導の基本線を作業部会を通じてすり合わせ、発信していきたい。

・ 今回、中学校の先生方にも参加して頂けたことが今後の小中連携において大きな一歩となった。小学校段階で学習規律をしっかりと定着し、中学校に上手くつなげることが出来るよう方策を練っていく必要があることを再確認する機会となった。また、学習規律といっても、小学校と中学校では文化の違いが考えられる。ただ単に形式的に揃えるのではなく、なぜその規律が大切なのかを交流する機会も必要になる。