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算数A (主として「知識」に関する問題)

基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどうかを見る問題
 算数A全体については、全国平均と比較して相当高い正答率です。全ての領域で全国平均を上回っています。

【数と計算】
■ 整数、小数、分数の四則計算は、ほぼ定着しています。ただし、括弧を含む加減混合計算では正答率が93.3%と高いものの全道・全国平均を若干下回っています。また、分数×整数は全国よりも低い正答率となっています。
■ 概数の元になった数を問われる問題は、正答率で全国より10%は高いものの誤答する子が多くいました。

【量と測定】
■ 単位量当たりの大きさを求める除法の式と商の意味を理解することに課題があり、正答率が62%と低くなっています。
■ 1aと等しい面積になる正方形の1辺の長さを問う問題では、正答率が44%で全道・全国平均を大きく下回っている。

【図形】
■ 合同な三角形をかくために必要な条件を問う問題での誤答が多く、全国平均をわずかに下回っている。
■ 円柱の展開図に示された側面の長方形の横の辺の長さを底面の円周と対応させて求める問題に誤答が多くみられる。

【数量関係】
■ 百分率の意味・棒グラフを読みとる問題は全国平均を上回っている。


◆算数A 平均正答率の低い問題◆
【量と測定】
AとBの2つのシートがあります。下の表は、シートの上にすわっている人数とシートの面積を表しています。
              
 どちらのシートのほうがこんでいるかを調べるために、下の計算をしました。
      A12÷6=2  B8÷5=1.6
 上の計算からどのようなことがわかりますか。次の1から4までの中から1つ選んで、その番号を書きましょう。

1 1㎡あたりの人数は2人と1.6人なので、Aのほうがこんでいる。 
2 1㎡あたりの人数は2人と1.6人なので、Bのほうがこんでいる。
3 1人あたりの面積は2㎡と1.6㎡なのでAのほうがこんでいる。
4 1人あたりの面積は2㎡と1.6㎡なのでBのほうがこんでいる。
  〈正答〉 1

《解説》
 示された表と式を基に、面積を単位量として1㎡当たりの人数を求めていると捉え、商の大きい方が混んでいると判断する。
  〈誤答〉 4

《解説》
 人数を単位量として一人当たりの面積を求めていると捉えている
1a(1アール)と同じ面積になる正方形のいっぺんの長さを、下の1から4までの中から1つ選んで、その番号を書きましょう。

  1 10cm    2  1m   3 10m   4 100m
  〈正答〉 3
【図形】
下の三角形ABCと合同な三角形をかくために、三角形ABCのどの辺の長さや角の大きさを測ればよいかを考えます。


次の1から4は、辺の長さや角の大きさを測るところに○の印を付けたものです。三角形ABCと合同な三角形をかくことができるものを1つ選んでその番号を書きましょう。

1         2         3        4 
〈正答〉4

《解説》
一辺とその両端の角の大きさ。
〈誤答〉2

《解説》
三角形ABCと形は同じだが、大きさが決まらないものを選択している。

学校での指導
☆線分図で表す活動を取り入れ、異種の二つの量の割合による除法の式の意味を理解できるように指導します。
☆1㎡当たりの人数と一人当たりの面積との違いを理解できるように指導します。単位量の選び方によって混み具合は数値がおおきいほうがこんでいるばあいとちいさいほうがこんでいる場合があることを、式と図を対応させて確認します。
☆「倍」という表現を含む文章題では、何がもとにする量かを意識し、小数倍(0.6倍)・分数倍(3/4倍)を整数倍(2倍)に置き換えて理解させるよう指導します。
☆面積の単位の関係を正方形の一辺の長さを使って覚えられるよう指導します。
☆合同な三角形をかくために必要な条件を、見いだすことができるように指導します。
2つの構成要素だけでは頂点に位置が1つに決まらないことを確認し、あとどこの大きさがわかればよいかを見いだす活動を取り入れ指導します。 
ご家庭へのお願い
 学校では「ていねいにやる」「最後までやる」を大切に指導しています。たまにお子さんのノートを見てください。ていねいに書かれていたら、ほめてください。テストやプリント、ドリルなどで、やり残しや誤答をそのままにしているのを見つけたら、「まちがいを直しなさい」「最後までやりなさい」と声をかけてください。 

算数B (主として「活用」に関する問題)

基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかを見る問題
  算数A全体については、全国平均と比較して相当高い正答率です。全ての領域で全国平均を上回っています。しかし、総じて正答率は低く、いっそうの努力が必要であり、指導を要します。
 「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」全ての領域で問題を処理するだけでなく「事実・方法・わけを書く」ことが求められています。正答率が落ちているのもそうした記述式の問題が多く、「数学的に考える能力」を高めていく手立てが必要です。


◆ 算数B 平均正答率の低い問題◆
【数学的な考え方】

〈正答例〉
1枚券を15枚買うと、100×15=1500で、料金は1500円です。11枚綴りの券1つと1枚券を4枚買うと1000+100×4=1400で料金は1400円です。乗り放題券を買うと1500円です。1500円と1400円を比べると1400円の方が安いので11枚綴りの乗り物券を1つと1枚券を4枚買う買い方が一番安くなります。
 


〈正答例〉 
ふりこの長さが25cmから50cmと2倍にかわったとき、10往復する時間は10秒から14秒で2倍になっていない。
 
〈正答〉約10倍
〈求め方の正答例〉
A)まず、ワールドカップ後の1試合当たりの観客数を求めるために観客数を試合数で割ります。33000÷3=11000で約11000人になります。次に約何倍になっているかを求めるためにワールドカップ後の1試合当たりの観客数をワ−ルドカップ前の1試合当たりの観客数で割ります。11000÷1100=10で約10倍になります。
B)まず試合数を6試合に揃えるためにワールドカップ前の観客数を3倍にし、ワールドカップ後の観客数を2倍にします。
2000×3=6000で約6000人になります。33000×2=66000で約66000人になります。次に6試合に揃えたときのワールドカップ後の観客数をワールドカップ前の観客数でわり約何倍になっているかを求めます。66000÷6600=10で約10倍になります。
 


 〈正答例〉
A)60%を小数で表すと0.6になります。
6000×0.6=3600なので平成22年は3600冊です。
7000×0.6=4200なので平成23年は4200冊です。
だから平成23年の方が増えています。
B)60%を小数で表すと0.6になります。
6000×0.6と7000×0.6を比べると割合は同じで
もとにする量は大きくなっています。
だから平成23年の方が増えています。
 

学校での指導
☆理由や求め方を「書く活動」を重視します。
☆学習したことを活用させたり、解決の見通しを持たせたりすることで、筋道を立てて考える力を育てます。
☆教師が単に手順を指示し、具体物を操作させるのではなく、子どもが意味や目的を意識して主体的に取り組む算数的活動を行います。
☆具体物や言葉、式、図などを使って、自分の考えたことを表現したり、友だちに説明したりする場を充実させます。 


学年別最低保障学力

 今回の学力テストでは、漢字の読み書きで6問、計算で7問が出題されました。
漢字は全ての問題で全国の平均正答率を上回り、計算は4,7問目の2問を除く5問で全国平均を上回りました。漢字6問の平均正答率は86.3%、計算7問の平均正答率は94.3%でした。
 
 本校では、どの子にも最低これだけは身につけさせる基礎学力として、音読、漢字、計算を柱とし、学年別に達成基準を設定して、繰り返し学習評価テストを実施しています。


途中であきらめず、最後までやる力

 解答用紙に何も記入されていない「無回答率」が全国、全道と比べて極めて低いという結果が顕著に表れてきました。わかるまで、できるまで努力する花小の子ども達は、テストでも最後まであきらめずに取り組む意欲・態度が身についています。


学習状況調査( 児童質問紙 )から

国語の勉強が好きな児童の割合は、69.6%であり、全国と比較し、11.7㌽高い。
○  国語の勉強がわかると答えた児童の割合は、82.6%であり、全国と比較し、2.7㌽高い。
●  読書が好きな児童の割合は、71.7%であり、全国と比較し、0.4㌽低い。1日30分以上読書する児童の割合は、23.9%であり、全国と比較し、12.7㌽低い。
○  算数の勉強が好きな児童の割合は、73.9%であり、全国と比較し、7.7㌽高い。
○  算数の勉強がわかると答えた児童の割合は、87.0%であり、全国と比較し、6.8㌽高い。
○  国語で「今回の国語の問題について、解答を文章で書く問題がありましたが、どのように解答しましたか」、算数で「今回の算数の問題について、言葉や式を使ってわけや求め方を書く問題がありましたが、どのように解答しましたか」という設問がある。
選択肢は、1.最後まで解答を書こうと努力した 2.途中で諦めたものがあった 3.書く問題は全く解答しなかった 4.その他 ・(無回答)   
1と2を選択した児童が100%になった。最後まで取り組む意欲の向上、わけや求め方を書くことに対する抵抗感の減少が考えられる。
○  算数で問題の解き方や考え方がわかるようにノートに書いている児童の割合は、87.0%であり、全国と比較し、4.5㌽高い。
●  国語も算数もほとんど設問で肯定的な評価が全国を上回るが、算数で身の回りにある図形の観察や求積、割合の実際の計算など学習したことを実生活に広げていく態度が全国に比べ低い。
●  家で学校の宿題をしている児童の割合は、95.6%であり、全国と比較し、0.8ポイント低い。
○  家で学校の授業の復習をする児童の割合は、78.2%であり、全国と比較し、16.8㌽高い。
●  1日当たり1時間以上勉強する児童の割合は、78.2%であり、全国と比較し、15.0㌽高いが、生活リズムチェクシーとの集計とは合致していない。2時間以上勉強する児童の割合は、全国の¼である。
●  自分にはよいところがあると思っている児童の割合は、73.9%であり、全国と比較し、1.8㌽低くなっている。
○  1日に7時間以上、9時間より少ない範囲で睡眠をとる児童の割合は、3.6%であり、全国と比較し、21.0%低い。9時間以上、10時間より少ない範囲の児童の割合が全国と比較し、22.1ポイント高い。
○  1日当たり2時間以上、テレビやビデオ・DVDを見たり、聞いたりする児童の割合は、52.2%であり、全国と比較し、10.3㌽低い。
○  1日当たり2時間以上、テレビゲーム(コンピュータゲーム、携帯式のゲーム含む)をする児童の割合は、17.4%であり、全国と比較し、10.8㌽低い。]