|
<市民政策>
小林郁子の議会報告
小林郁子が議会で取り上げましたことをお知らせします。 |
 |
| 2008年
第3回定例道議会予算特別委員会 |
| ●
入札契約制度について |
|
当別ダム建設工事をめぐって、道は、指名停止中の業者を入札に参加させる異例のことを行い、道民の厳しい批判を浴びました。これに関連して、工事を計画・発注する土木現業所が請負業者も決める現状の仕組みを改め、事業実施部門から入札事務・契約業務を分離すべきと主張しましたところ、今後、組織の見直しの中で検討していくとの答弁がありました。
また、総合評価方式について、審査の客観性を保つために、総合評価方式審査委員会の構成を道外部の人材を過半数にすべきとの質問に対し、国や他府県の状況を聞いて検討するとの答弁がありました。
|
| ●
障がい者の就労支援について |
道庁における障がい者雇用状況を見ますと、身体障がい者はいますが知的障がい者は1人もいません。知的障がい者が働く環境をを整備すべきと主張しましたところ、適した作業を選別し臨時職員として任用できるか検討中との答弁がありました。 また、道が出資、補助金支給あるいは職員派遣をしている道の関与団体について、法定雇用率の適用となる団体17のうち、雇用率を達成していないところが半数近くあります。税金が投入されているこれらの団体は、法律を遵守すべきです。
|
|
2008年
第2回定例道議会一般質問 |
|
●
仕事と家庭の両立支援に取り組む企業への優遇制度の創設について
|
|
道の「労働福祉実態調査」によりますと、育児休業制度を就業規則などに規定している事業所の割合は約55%にすぎません。また、制度があっても、人手不足などから周囲に気兼ねして制度を利用しづらいという実態もあります。子育て中の女性の就業率は5割を少し上回る程度であり、企業が仕事と家庭の両立支援に積極的に取り組むよう、入札時に優遇する制度などの創設について質しましたところ、
2009年度から実施する方針を明らかにしました。
|
|
●北電のプルサーマル計画について
|
今年4月18日に、北電から道および地元4町村に、
2010 年からプルサーマル発電を導入するための事前協議の申し入れがありました。日本のような地震多発地帯での原発設置は世界でも例がなく、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料使用により一層危険性が高まります。プルサーマル計画については、広く道民の意向を把握するため、道民意識調査を実施するよう求めましたところ、それも含め的確な把握の手法を検討するとの答弁がありました。
|
| 2008年
第1回定例道議会予算特別委員会 |
●財政問題について
道財政は、10年前に景気対策で公共事業を行った際の借金である道債が返済のピークを迎え、一方で、税収が伸びない厳しい状況を迎えています。そのような中で、財政健全化法が成立し、健全化判断比率の公表が求められています。現在は借金を返すための基金にお金を積まないで毎年の収支を合わせているのが実態であり、実質公債費比率は2010年には25%を超えると予測されています。25%を超えると、法により早期健全化計画を立てなければなりません。それを回避するためにも、財政運営に無駄をなくすこと、事業評価を徹底して行うことが求められています。
●母子世帯への支援について
道内では、母子世帯数約48,800世帯のうち12,200世帯が生活保護を受給しているなど、厳しい生活状況にあります。現在、道では、母子家庭の職業的自立を支援する「母子家庭等就業、自立支援センター」を設置していますが、道内3カ所にすぎません。全道域に渡るよう増設を求めたのに対し、2008年度は道北圏に設置することを明らかにしました。
|
2007年 第3回定例道議会一般質問
|
●北海道の新しい総合計画について
2008年4月からスタートする同計画は約60の指標を設定していますが、実効性をどのように確保していくのか、また、北海道の均衡ある発展のためには札幌市と他の圏域との連携が必要であるがどうするのか、計画推進には多様な主体の協働が重要であるが、新しい公共を担うNPOとどのように協働するのかなどの観点から質問しました。
●災害時要援護者対策について
災害時に高齢者、障がい者、子どもなど災害弱者といわれる方々を安全に避難させるため、国では、災害時要援護者の名簿の作成や避難ガイドラインを示していますが、道内180市町村のうち、災害時要援護者リストを作成しているのは35、個別の支援計画を立てているのは7自治体にとどまっています。このことについて、道としても市町村に働きかけるよう求めました。
●特別支援教育について
近年は、通常学級に通う比較的軽度の知的障がい者が、専門性のある教育を求めて高等養護学校を志望する場合が増えていることから、知的障がい者の高等養護学校の定員枠拡大の必要性を指摘しました。併せて、普通高校における軽度知的障がいや発達障がいのある生徒の受け入れ体制を整備するよう求めました。
|
2007年 第2回定例道議会予算特別委員会
|
●政策評価について
|
道財政は、今年度
100 億円の収支不足となっています。このような財政の厳しい状況においては、事業の無駄を省き、優先度を見定め、効率的に行うことが求められます。そのためには、適切な政策評価が必要です。
道の政策評価に携わる職員に対するアンケート調査の結果では、現在の評価制度が成果を上げていると答えた人は半数に満ちません。政策評価委員会に公募の市民を入れるなど幅広い人材を確保し、評価の客観性を高める必要があります。
|
●指定管理者制度について
|
2006
年 4 月から、道においても指定管理者制度が本格的に導入されました。その際に、選定委員会がつけた点数の低いところが管理者として選ばれるなど、選定方法に疑義があることが市民団体から指摘されています。
今後、選定委員会の構成については外部委員を過半数にすることや、評価点の得点のみをもって評価することなど選定方法の見直しが必要です。
|
●発達障がい者支援について
|
2005
年に発達障害者支援法が施行され、それまで福祉制度の谷間に置かれていた発達障がいにようやく法の光が当たりました。発達障がい者の支援にあたっては、専門家からも早期発見・早期療育の重要性があげられています。
2006 年に道が行った発達障がい者支援のための実態調査の結果では、3歳児健診時で障がいを指摘された方のうち、 69 %の保護者はすでに障がいに気づいていたことが分かりました。このことからも、早い段階の健診で発見され、早期療育に結びつけるために、健診時のスクリーニングの工夫や、地域における相談支援機能の充実、医療、福祉、教育など関係機関の連携強化が必要です。
|
| ●
これまで札幌市議会でとりあげましたことについて、
市の対応状況をお知らせしています。(2007年3月まで)市民ネットワーク北海道
|
| ●自閉症者専門施設について
自閉症とされる人は1000人に1人か2人といわれていますが、その実態は正確に把握されておらず、支援策としては、知的障がい者施策の一部として部分的に行われるのにとどまっていました。このような中で、ようやく自閉症などの発達障がいに対する認識が高まり、「発達障害者支援法」が制定され2005年4月から施行されています。札幌市においては、市レベルでは全国初めてとなる自閉症者専門施設が2005年11月に開設されました。ここでは、入所施設と在宅の自閉症者に対する支援サービスが実施されます。この施設の運営管理について、市の考えは以下のとおりです。
(1)この施設は、地域生活あるいは他の援護施設へ移行するための訓練を行う中間療育施設として位置づけられている。
(2)その役割を果たしていくために、地域生活支援システムを構築する。保護者をはじめ、医師等の有識者、地域移行の受け皿となるグループホームなどの関係者からなる検討委員会を設置する。 |
 |
●災害弱者対策について
「札幌市地域防災計画」では、災害弱者として高齢者、障がい者が対象となっており、在宅あるいは施設の高齢者等の状況把握を行い、人員配置の措置をとることなどが規定されています。札幌市には65歳以上の方のみで構成されている世帯が、2000年の国勢調査時点で92,608世帯あり、それ以前の5年間で約30,000世帯増加しており、現在も急速に増加していると予測されます。2004年の台風や豪雨の被害を見ますと、その犠牲者のほとんどが65歳以上の高齢者でした。これを見ても、日頃から、地域で高齢者や障がい者の状況を把握しておくことが重要になっていますし、災害発生後3日間の対策のみを規定する現在の「地域防災計画」では不十分であると思います。それについて、市の対応は以下のとおりです。
(1)現在、関係部局により災害弱者情報の集約を行っている。個人情報保護の課題もあり、その情報をどのように活用すべきか検討している。
(2)国では「高齢者等の災害時要援護者の支援ガイドライン」を策定する予定であり、現在、その動向を見ながら調整を進めている。
|
●NPO政策について
市の財政が厳しさを増す中で、市民サービスの質を低下させないためには、公益分野について、NPOや民間などの参画を進めて担い手の多様化を図り、市民と行政の協働を一層進めることが必要となっています。
特に、NPO法人は、特定非営利活動促進法により、活動の分野は福祉、環境、まちづくりなど17の分野に限られており、公共的、非営利であることとされています。札幌市には、2005年10月末現在、432法人があり、全道911法人中47%を占めており、全国的に見ても、他の政令指定都市と比較しても最も活発な地域となっています。今後は、公益事業の分野について行政とNPOとの役割分担を進めるとともに、それにふさわしいNPOの組織・体制づくりを支援していくことが求められます。そこで、NPOと行政の間で、ともに公益事業を担うものとして情報交換や事業協力、事業委託などについて、そのあり方を方向づけるための協定が必要です。
また、指定寄付制度を活用したNPO助成制度の創設を提案します。この制度の特徴は、NPO法人を中心とした市民活動を促進する目的で、企業や個人からの寄付を市が受け入れ、寄付者の意向に添って当該市民団体に市として助成金支出を行う方式です。市の財政負担を伴わず、市民が自らの意思で公益事業を行う市民活動を促進する制度であり、財政基盤の弱いNPOを支援するものとしても重要な役割を果たすものです。これについての市の考えは、以下のとおりです。
(1)今後、制定を予定している市民活動促進条例についての市民議論の中で検討していく。
(2)指定寄付制度については、有効な方策と思われるので検討する。
|
|
●行政評価制度について
札幌市では、1999年度から行政内部による事業評価を導入していますが、外部の視点からの評価がなされておらず、評価の客観性という点では問題があります。そこで、上田市長になってから「市民参加型行政評価のあり方検討委員会」が設置され、2004年3月に提言が出されました。その中には、「外部評価委員会」の設置や公募の市民によって構成される「市民評価モニター」の常設などが盛り込まれています。札幌市はこれを受けて、2005年度に学識経験者などから成る行政評価委員会を設置し、外部評価を行いました。12施策180事業を評価の対象としましたが、事業の抜本的な見直しやコスト視点での改善など、150事業について改善点を指摘されています。今後は、これに沿った市の見直しを求めていきます。
●厳しい雇用情勢の中での就業支援について
2004年10月開設した就業サポートセンターでは、女性のライフスタイルにあった就業支援が望まれていますが、それに対して市は、再就職を目指す女性に対し、セミナーやカウンセリング、個別職業紹介の支援を行い、ワーカーズコレクティブなどの新しい働き方に対し、積極的に支援することとしています。
|
| 2004年以前の情報 |
| <中央区では今、こんな課題に取り組んでいます> |
| ●曙、豊水、大通小学校の跡利用は、地域・市民の活動の場に |
都心部の4小学校が来年4月に、現在創成小学校のあるところに資生館小学校として統合されます。統合後の3小学校の校舎の利用について、町内会やNPO、文化団体などから様々な要望が寄せられています。市は今後、各学校毎に説明会を開き、行政として利用しなければならない部分を除き、要望を出された方々を含めて検討会を設け活用法を決めていく予定です。この統合には多くの市民の反対があり、今でも各学校に通う子どもたちや保護者の中には戸惑いがあります。また、いずれも歴史があり地域に親しまれてきたものです。そのことからも跡利用にあたっては、地域に根ざした市民の活動の場になるよう働きかけを続けていきます。
|
| ●界川地下貯留池は必要か? |
| 普段は小さな流れの界川ですが、1981年に台風で浸水被害があったことから、10年に一度の大雨に対応できるようにと、現在、緑丘小学校に隣接する緑ケ丘公園の下に容積2万立法メートルの貯留池を建設する計画が立てられています。2004年度に着工し5年に渡る工事ですが、
2003年5月に初めて住民に知らされました。7月19日に行われた2回目の住民説明会では、住民の方から、そもそもこのような地下貯留池が必要なのかという声が大勢を占めました。これについて市は、施工場所の変更も含めた施設計画の見直しを行い、再提案できる状況になった時点で説明会を開きたいとしています。地域の理解を得られるまで着工を見合わせることになっていますが、本当に必要な公共工事なのかについて、これからさらに検討が必要です。
|
| ●行政を補完する市民の活動 〜学ぶことを支援〜 |
| ★
戦争や病気で学校へ行けなかった方々へ学ぶ機会を提供する「遠友塾」 |
| 学校に来ることを涙を流して喜んでいる70歳代の男性、真剣に字を習う80歳代の女性など、映画「こんばんは」の一場面です。戦争や病気などの理由で学ぶことのできなかった人たちに、毎週水曜日、市民会館を教室にして学ぶ「遠友塾」が開かれています。1990年から活動を始め、すでに250人以上の方が卒業されていますが、活動費は、月1500円の授業料と市民の賛助金でまかなっています。多くは活動に当たっている方々の努力に頼っていますが、今後は、市民会館の改築も予定されており、市も場の確保をするなど協働態勢を取ることが望まれています。 |
| ★ 中国帰国者の子どもたちなどに日本語を教える「札幌子ども日本語クラブ」 |
| 札幌市内には、中国帰国者や留学生の子どもたちが2001年調査で278人いますが、日本語が分からないために受業についていけず孤立してしまいがちです。そのような子どもたちに対して、学校に出向いたり自宅に呼んで日本語を教える活動をしているのが、「札幌子ども日本語クラブ」です。大学教授など専門的な知識や経験のある方々で構成しており、すべて自前で活動しています。日本語の分からない保護者も含めて進路説明会も行っており、教育委員会の支援が強く望まれます。 |
|