中波帯ワイアレスマイク

私の少年時代、6WC5を使ったワイヤレスマイクの製作記事がかつて存在したラジオ雑誌「ラジオの製作」に頻繁に載せられていたのを参考にしてこんにちでいうミニ放送局遊びに講じたことがあった。昔は壊れたラジオがあれば簡単にワイアレスマイクへの改造ができた。グリッド側の同調コイルとバリコンをはずして500KΩの抵抗と0.1μのコンデンサをくっつけれてマイクを入力すればよかった。出力はそのままでもよかったがプレートに100ρFくらいのマイカコンデンサをくっつけその先には10mの電線をアンテナとした。(けっしてまねしないでください)しまいにはIFT(455KCの中間周波トランス)をとぱらってプレートの負荷を3KΩ2Wくらいの抵抗にかえた。この状態でかなり電波が強力になるのを発見しさらに2.5mHのRFC(高周波チョーク)にかえたら更に強力になったと記憶している。このままでも充分強力なのにさらにもう一段6ZP1などで増幅しちゃった人もいたそうであるが多分アンテナなんかつながなかっただろうな〜。(なんかいもいいますけどけっしてまねしないでください。JA1FUYさんがQTC2001というHPで6WC5の想い出 を書かれています。引用文→「自宅のラジオのスピーカーから「あーあーただいまテスト中」などと自分の声が聴こえてきて飛び上がるような感激を味わいました。 」これこれ、この感激である。小生もこの感激を味わってしまったのである。意外とハイファイで音もよかった。そしてテープレコーダーの出力をつないでみると結構、様(サマ)になったミニ放送局の完成である。B電圧はいくらつっこんでいたかもう忘れた。トランスの2次が300V以上だったと思う。まだテスタなど持っていなく電圧がきているかどうかなんか殆どカンであった。わざとドライバーで高圧をショートさせ火花が散れば電圧がかかっているんだなと判断した。今から考えると随分荒っぽいやり方だった。家のヒューズが何回も切れた。後は自転車にトランジスタラジオを積んで何処まで飛んでいるかの実験である。半径1kmは飛んだみたいであるがまだこのころはまだ空中線整合の知識はしらなくうまく整合されていたならば飛距離は更に増したであろう。1925年秋に梶井謙一氏と笠原功一氏が阪神間20kmを中波(波長300m,周波数1000kHz)で交信成功という記録がある。空中線電力2Wもあれば可能だと思うが現代では前述の通りロングワイヤーでの実験はよしたほうがいい。どうしてもなら電波が飛ばない擬似空中線を使って欲しい。「中波帯ワイヤレスマイク」の回路は実用真空管ハンドブックの53ページ6BE6の欄に載っている。

記事を参考にして追試を行った場合における不利益に対しては管理人は一切の責任を負いません。電波法を遵守してください。電波法を順守しなかった場合の法的責任はその機器の製作者・実行者が負う事となりますので十分ご注意ください。 電波法違反に関する刑罰はかなり重いものです。

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