設計業務依頼前に事前計画を行なう理由は?

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設計業務依頼前に事前計画を行なう理由は?

設計事務所は事前計画も業務であり、
多くの設計事務所は事前計画の段階から設計業務委託という契約をすることになります。
 しかし、建築主側から見ると「土地」「資金計画」「概略プラン」「概略工事額」などがわからない段階では不安で設計事務所に依頼する勇気が湧きません。
 しかも、その設計事務所は本当に自分に合っているデザインや提案をしてくれるのか?実際に自分の土地でプランを見ないと不安です。

さらに、「デザインや提案が素晴らしくて依頼したが、実際に工事額を出してみたらとんでもなく高額で計画が成り立たないので設計を途中解約したが、かかった手間賃分までは支払わなくてはならない」ということの話を聞きます。

「でも、いくら業務だと言っても、なぜ、建築会社と同じように事前計画を行わないの?」 という疑問が湧きますがそこには建築会社と違う職能倫理というものが付きまとうのです。
仮の話です、お医者様が無料で診察する2つのケースがありました。

1.高額な手術をするなら無料で診察します。というケース
 2.困っている人に無料で診察します。というケース

1の場合、医療の専門家で国から免許されているお医者様が病気を治すためではなく利益のための無料診察でも素人は信じるしかなく、もしかすると診察は嘘かもしれません。
 2の場合、無料であっても、お医者様本来の目的であり、お医者様の正しい行為です。

これら2つのケースはどちらも「無料」ですが倫理観がずいぶん違います。
医療と同じように建築家などの仕事も専門的な職業でありそれを職能者というのですが、建築家では1のケースは当然倫理的に×と言われ2のケースは×も推奨もありません。

生意気な話ですが
弊社は一般的な方の場合、上記説明したように事前計画はクライアント様にリスクがあり、例で言う、2のケースが職能者本来の目的ではないかと考えております。