すばらしい映画との出会いをもとめて

ほかのコーナーと比べると、ここはちょっと真面目かもしれません(別に他がふざけているという意味ではない)。すばらしい映画をみると、その時優しい気持ちになれる。そんな心地よさを求めて、時々テレビやビデオをチェックしています。ここで紹介・感想を述べている作品は、どれも感動のあまり涙を流した作品ばかりです。
見たことのない方はぜひ一度見ていただきたい、そう思っております。

レインマン
陽のあたる教室
フォレスト・ガンプ 一期一会
フォーエヴァー・ヤング
乳泉村(にゅうせんむら)の子(予)
番外:ショーシャンクの空に
番外:ノーバディーズ・フール


レインマン(1988年/アメリカ)
自閉症の兄と弟との心の交流を描いた作品です。
(チャーリー)は、早くに母親を亡くし、父親とも絶縁状態だった。その父親も亡くなり、遺言により、遺産のほぼすべてを自閉症の兄(レイモンド)に譲ると知り、父の遺産を目的に誘拐同然で兄を病院からつれだす。
はじめは彼の生活ペースにあわせることができず、かんしゃくを起こしていたが、何日かいっしょに旅するうちに、チャーリーの心の片隅に残っていた友達のレインマンが、実は兄のレイモンドであったことを知り、本当の兄と思えるようになっていきました。
この時チャーリーは、兄レイモンドの優しさに気づいたんでしょうね。チャーリーは早くに母親を亡くし、父親とも絶縁状態だったので、愛情に飢えていたのかもしれません。この時から、本当の兄と思えるようになっていき、彼のリズムに合わせるようになっていきましたね。チャーリーの心が優しくなっていくところがとてもよかった。
そのあとの風呂にお湯を張ろうとしている場面で、チャーリー(レイモンドのなかでは赤ちゃん)がやけどするのを心配して、自閉症ではあるけれども今でも弟を心配している所は、お兄さんの優しいところをかいま見ることができてよかったです。
そして、本当の兄弟としていっしょにいたいと思うようになっていき、遺産のことなどはどうでもよくなっていった。遺産などよりも大切なものを見つけることができたので。
裁判所に所見を述べる医者との会合の場で、レイモンドと離れたくない、一緒に暮らしたいという想いがひしひしと伝わってきて、ぐっときました。確かに一週間前には、誘拐同然でレイモンドを連れ去っておいて、今になって兄弟愛に目覚めて一緒に一生暮らしたい、というのは信じてもらえないかもしれない。でも映画だから何とかなるのかと思った。結局裁判に負けて(?)離ればなれになってしまうのですが、とてもいい映画でした。

むかしはこの手のものを好んでみるようなことはなかったし、感動することもなかった。でもここ4〜5年の間に、好んでみるようになった。大人になったのか、単に寂しいだけなのか、わたしにはわからない。そして、よく目がうるんでしまう。
すべては「レインマン」がはじまりだったのかもしれない。はじめに見たのはテレビでだった。声優さんの(レイモンドの)話し方が多少滑稽な感じで、それはそれでいい味を出していた。それゆえに後半のギャップというか、感動がひとしおだった。ビデオを買ってきて、何回も何回も見た。何回見てもよかった。感動した。こういう優しい気持ちを持ちたいと思ったけれど今のわたしにはできない。現実とのギャップが大きすぎるからなのか。本当に好きな人に出会えれば、こういう気持ちになれるのかもしれない。そう思いたい。
今ではお兄さんのレイモンドが登場するところで泣いてしまう。普通に見たら、泣くところでもなんでもないのに、いい場面が思い出されて。「レインマン」はわたしにとって、最高の映画です。

ああ、もうっ。うまくまとめられませんでしたが、見たことのない人は、ともかく一度見てほしいものです。レイモンド役のダスティン・ホフマンはほんとうにうまいです。これこそ名演技でしょう。(実際にアカデミー主演男優賞を受賞しているし)
うまく文章ができあがったときには、ここの感想を書きかえようと思います。もっと多くの人に「レインマン」を見てもらいたいので。

陽のあたる教室(1995年/アメリカ)
ある音楽教師の半生を描いた作品です。
作曲家になるための腰掛け程度ではじめた音楽教師という職業、腰掛け気分ではじめたために、生徒のよき道しるべになるという考えがなくて、校長先生に「あなたのコンパスは錆び付いてるわ」と言われ腹を立てていたのが、まわりの先生などからいい助言をうけ、立派な、素晴らしい先生になって、生徒にとってよき道しるべとなっていく。前半ではそういう先生となっていく姿を描いていました。
生徒の輝いた目を見ると、こっちまでうれしくなってしまいますし、それこそが先生をやっていてよかったと思う瞬間なんでしょうね。特にドラムのラスくんの目は輝いていて、リズムをつかんだときのあの目は忘れられません。
女子生徒が学園祭の舞台での歌に、演技ではなく(本当に)、先生への愛を込めてうたったところ、耳の聞こえない息子に手話を交えた歌で息子への愛を伝えるところ、いいですね。それぞれの歌とうたっている人の気持ちがぴたっとあっていて、思い入れ度高いです。心に想うあの人にうたってあげたい、優しい父親になりたい、と思いました。なれるかどうかわからないけれど、その前に相手もいないけど(号泣)。この2カ所と最後の所は、何回も何回も繰り返し見ました。
作曲家としての富も名声も得ることができなかったけれども、そのかわりに、たくさんの生徒たちの人生によい影響を与え、それぞれが立派な大人に成長した、(映画の中でも言ってましたが)確かにこれは目には見えないけれども大変大きな財産ですし、わたしにはとてもできそうにないので、うらやましい限りです。
わたしもいつか、自分の気持ちをうたにのせて、伝えてみたい、うたってあげたい。聞く人もきっとうれしいはずだから。たとえ少しくらい下手であっても、気持ちがこもっていれば伝わるはずだから。

フォレスト・ガンプ 一期一会(1994年/アメリカ)
この映画はもう有名ですね。
わたしにとっては見ている時間の長さを感じさせない、見応えのあるいい映画です。字幕で見ると、もっといいです。たぶん他の人とは違った見方をしているかと思います。
特にここは山場だというようなところはありませんけど、ところどころに、ああいいなあと思ったりするところがありました。
アメフトのところ、反戦デモ(?)で演説するところ(何を話していたのか聞きたい!)、ダン中尉がガンプに命を助けてくれたお礼を言うところ、自分の子供との初対面。これらのところでちょっと目が……。
ああ、のんびりと暮らしてみたいなぁ。一途なところがいいなぁ。わたしも仕事をしなければ、もっと純粋な心のままでいられたんじゃないかと思うことがあります。今ではすっかりすさんでしまったような気がします。つまんない人間になってしまったと、この映画を見ると寂しく思えてきました。自分を振り返って見つめ直すことのできる、なかなか奥の深い映画です。

フォーエヴァー・ヤング(1992年/アメリカ)
古き良きアメリカを象徴するような、いい映画です。
飛行機(B-25とか)がでてくるので、個人的によりポイントが高いです(^^)。そのテスト飛行中のB-25を操るのが、その時テストパイロットだった、ダニエル。
ダニエルがプロポーズしようとしているところがいいですね。はじめのプロポーズの場面では相手(ヘレン)がいないし、彼女が来てからもそのひとことがなかなか言い出せなくて。何とか時間を稼ごうとして、食べたばかりのパイをまた頼んでみたり。
もどかしくもあり、自分を見ているようでもあります(当然あんな格好よくないけどね(笑))
電話ボックスに入って二人きりになっても、やっぱりそのひとことが言えないんですね。
そのあとヘレンが車にひかれて(涙)。ここであの時ああしておけばという後悔がわたしの胸の中にも広がっていくのは、なかなかつらかったです(;_;)。

好きになった人は失いたくないものです。仕事も手につかなくなりそうですが、こればっかりはなってみないとわからないです……(つらすぎるので、なってみたくはないですが)。それにそれだけ好きな人にめぐり会えるのかどうかも。ねえ、だれか!(笑)
半年もの間ヘレンの意識が戻らなくなって、医者に意識が回復する望みもないといわれて、半年の間苦しみ、将来に絶望して、すべてを捨て、動物実験には成功していた、生きたままの冷凍保存の人体実験に志願してしまいました。ヘレンの意識が回復したら起こしてくれと、もう耐えられないからと(涙なみだ)。
愛が深くていいですね。小さい頃からダニエルとヘレンはずっといっしょだったみたいですし、いつもいっしょだったからこそ、どの想い出にもヘレンがいると……。相当つらそう……。

時は流れて50年、軍の倉庫になぜかほったらかしになっていた冷凍装置を、こっそりそこに忍び込んで遊んでいた子供達(ナットと友達)が装置をいじってあけてしまい、晴れて(?)解凍されました。そこでダニエルははじめて50年もの時が過ぎたことを知るのでした。
図書館(?)の女性職員の手を握って目で口説いて、冷凍装置を作った科学者のハリー探しに協力させてるところは、きてましたね(笑)。それに彼女は一目惚れしちゃったみたいだし(爆)。ちゃっかり自宅の電話番号まで教えたりしてました。
でも格好いいから許されるのですね。まわりがほっとかないというやつですな。わたしも彼女の立場だったら、おなじことしてたかも(爆)。

50年経っても残っていたもの、むかしテスト飛行したB-25。そしてあの時のレストラン。その中のあのテーブルで思い出に浸るダニエル……。いろいろと去来するものがあって、もらい泣きです。

ナットに、好きな子がいるけどどうしたらいいと相談され、はじめはまだそんなことは早いから忘れろとか言ってたのに、自分のはげしい後悔(苦い経験)からか、ありのまま告白しろとたきつけます。
たきつけられたナット暴走!うたうナット(しかも夜中に)!
でも彼女のハートはしっかりとわしづかみしたみたいです。わちもたきつけられちゃうぞ(笑)。
FBIの追跡から逃れ、唯一の手がかりのハリーをついに見つけることができたが、彼はもう亡くなっていた……。実験資料を探しているうちに、偶然手にしたのは恋人のヘレンの写真だった。
ヘレンが生きているということを知って、会いに行くことを決めたダニエル。 航空ショーに展示されているB-25を勝手に使って離陸し、ヘレンのところにたどり着くまで、どきどきものです。だってナットに操縦させるんだもん。(途中でダニエルの具合が悪くなったんで、しょうがなかったのですが)
急速に老化してしまったダニエルでしたが、再会するときには実年齢くらいにまで老化していたみたいで。すっかりおじいさんになってました。

50年ぶりに再会したヘレンとダニエル。やっといえたプロポーズの言葉……(泣)。
もう、……この場面、に、つきます……。

乳泉村(にゅうせんむら)の子(1991年/中国・香港)
敗戦の混乱の中、満州に置いていかれた(捨てられた)残留孤児の半生を描いた作品です。

感想の方はもうしばらくお待ち下さい。

番外:
ショーシャンクの空に(1994年/アメリカ)
これはみる人によっては、退屈で居眠りしてしまう映画だと思います(^^;ので、みる人を選ぶ映画だと思う(むかしのわたしだったら、途中で飽きてたかもしれない(汗))。
だけどわたしは、結構はいり込んでみたですね。なんといったらいのかなぁ。それぞれの人の、半生みたいなところが描かれているのですが、場面場面で日常とは違う(なんせ舞台が刑務所なんですよ)、いろいろなことが起こって……。
うーん、何て言ったらいいのかなぁ。よくわからんのですが、心に残る映画でした。(感想になってませんね)
興味がわいたら一度みていただければと。「希望」かぁ。

希望(hope)
せわしない日常に流されて、いつもみえなくなってしまう。
希望を持って生きてはいるけど、その炎はすぐに小さくなってしまう。
hope.いい響きだなぁ。
希望を大きく持ちたい。旅にでたくなりました。
そう、船旅がいいなぁ。
すさんだ心をきれいに洗い流してくれることだろう。

「ショーシャンクの空に」をみて、ちょっと思ったことです。嗚呼。

番外:
ノーバディーズ・フール(1994年/アメリカ)
毎回みるたびにここに感想を載せようとしていたんですが、ようやく日の目を見ました(^^;。ところどころに散りばめられているおもしろさと、映画全体を包みこんでいる暖かさ。具体的にここがいい!っていうのがいつもわからなくて、何度もここに載らずじまいでありました。
なぜかしら、何回もみてみたくなっちゃうんですよ、この映画は。はじめにみたときはそれほどまでには感じるものはなかったように思っていたんですけど、こう、みるたびに、じわじわと良さが染みわたるっていう感じなんです。
ともかく暖かい気持ちになれるので、好きです。

※ この映画は、中学生以下はみてはいけません(汗)。わたしが感じたことと違うところに、絶対気が向いてしまうはずだから。
もう少し大人になったらみてみましょうね(^^;。


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