崖を登っている様子が見え・・・・ない!

T氏撮影のクマが泳いでいる光景(点にしか見えません)
 ヒグマが出没してもおかしくない場所が私の釣り場であり、いつ出会うかと心待ちにしていた?。というのは強がりであって、出会わなくてこれまでこれたのは、実に幸運であった。
 しかし、この日ついにヒグマと出会ってしまった。それは、突然の出来事で、その状況を簡単に説明しよう。
 この日、友人T氏と私は、彼が幾度となく釣行しているという道央A川へ出かけた。(紅葉の美しい下記の2枚の画像)  しかし、水が濁っていたため、1時間ほどでそこを離れ、私の本拠地である道央Y川へ向う。川の近くに車を止め、いつものポイントへ向おうと足首ほどの水深の川を200〜300m上流へ歩き、早々にキャスティング。10回ほどキャストを繰り返したとき、友人T氏の下流側にいた私は、何かしら生き物の気配を感じ、下流方向(車を止めた方向)を見ると、コンマ数秒ヒグマと目が合った。距離は50m。そのヒグマは、私達の仲間内の表現では、小学校6年生か中学校1年生ぐらいの小熊。
 (コンマ数秒でこんな判断が出来るのか?と疑問に思う方も居るだろう。私は、見た光景を脳裏に焼き付ける特殊な能力を持っている?)
 目が合った瞬間私は後ずさり、小熊は私達に驚き草むらへ逃げていった。友人T氏に「クマだ!!」と叫び。T氏はまだクマの姿を見ていないが、私の形相と声で間違いなく背中に寒いものを感じながら、二人は顔を見つめ合った。そして、二人は共通の認識として「車へ戻ろう。」と思った。
 しかし、困ったことにクマが身を隠した草むらは、私達が居る場所と車のちょうど中間地点なのである。
 そこで、クマにもっと遠くへ行ってもらおうと、ベストに付けてあるクマ避けの鈴を手に持ち、大きな音を出した。20秒も音を立てつづけただろうか。すると、なんと小熊は上の画像のちょうど中央あたりを手前岸から向こう岸へ渡り、対岸の崖を振り向きもせず登り始めたのである。
 その時T氏がふと我に帰り、デジカメを取り出したため、私も撮影を開始したが、気が動転しているため、性格なシャッターが切れず、このような画像しか撮影できなかった。残念。
 それにしても幸運であった。出会ったのが親離れした小熊であったこと(親熊が居なかった)、二人がめずらしく近くに居たこと、クマとの距離があったこと、小熊が人間を怖がってくれたことなどである。すべて偶然の賜物。

 教訓  1 この時期の釣行は、二人以上で、離れずに。
      2 普段の行いを清く正しく美しくしておき、運をため込んでおくこと。

 この後、早々に車へ戻り、川を後にした。時間が合ったので夕張名物カレーそばを食べ、ミルトコッペのパンをお土産に買い帰宅した。やれやれの一日であった。 
道央A川と美しい紅葉

友人T氏の釣行の様子が見えるだろうか(クマではない)

        
             ヒグマとの出会い(200310.18)