平成9年(1997)6月に登場した国内初の単胴型高速フェリー。全長101m、総トン数1,500トン、車両積載数106台(乗用車)、定員423名。
船体は軽量化のため高張力鋼を使用し、上部構造は軽合金製である。主機はディーゼルだが、ウォータージェット推進により航海速力は約35ノットを発揮。青函航路の所要時間は在来船の3時間40分から2時間へと画期的に短縮された。座席は航空機を思わせるバケット型シートを採用して高速化と快適性に対応。安全面の配慮から航海中にデッキへ出ることは出来ないが、客室内には簡単なラウンジ等が設けられていた。トラックは積載しない乗用車及びバス専用船となっていたが、バウランプを持たないため青函両港とも船尾接岸方式となっていた。主機排気口は後部舷側に開口しており、周辺部は汚れが目立たない様に黒く塗装されている。一見して煙突に見える構造物は、吸気又は換気口に使用と推定。前傾した前部マストのデザインは珍しいが、船名の「ゆにこん」(一角獣)を多分に意識したものと思われる。
就航当初は通年運航されていたが、後に冬季休航期間を設定。平成12年(2000)は例年より早く10月より運休とされたが、後に正式な運航継続断念が発表された。本船は性格上、在来船に比べ燃料コストが大きいが、長期化する不況もあり、利用者数が予測より伸びなかった事が主要な要因と思われる。 |