キックオフ
S  G  U
SAPPORO GENERAL UNION
第 1 0 4 号 
  2007年 7月1日 発行_
札幌中小労連・地域労組機関紙
編集    SGU教宣部会
札幌市北区北6条西7丁目 北海道自治労会館 3F
TEL 756−7790        FAX 756−7792


ルミエール裁判闘争
 虐待の事実を認める勝利判決
多田めぐみ.画像
地裁判決 内部告発は公益目的・虐待すべての事実を認定!
 利用者家族の慰謝料請求を認める!

 白石区の特養老人ホームのルミエール(長沼理事長)が虐待事件を内部告発されたことを逆恨みして、ルミエール ユニオンの多田さん、坂本さん、札幌地域労組の鈴木書記長、元道新記者の藤田さんなど6者を相手とって計一五 〇〇万円の損害賠償を請求した裁判が、提訴から二年半を経て六月十一日に判決が言い渡されました。
 判決では、多田さん坂本さん側からの慰謝料請求(反訴)を避けたものの、地域労組が内部告発した五件の虐待事件 を全て真実であると認定し、内部告発は公益目的であることも認め、ルミエール側が求めていた損害賠償請求を棄却しました。
 また、利用者家族がルミエールを訴えていた裁判では、暴行があったことを事実認定し、ルミエール側に五〇万円の慰謝料 の支払いを命じました。
 しかしルミエール側は翌日には控訴しました。
 ルミエール側は、現在も虐待の事実を一切認めず、調べようともせずに開き直り、さらに正義の実現へ闘いは続きます。


虐待はなぜ起きるのか
施設や職員はどう行動すべきか
介護現場からのSOS
講演とシンポジウムひらく

シンポジウム.画像

 「介護現場からS0S・講演とシンポジウム」の集会が六月二三日、自治労会館で東京より本間郁子さん (NPO法人・特養を良くする市民の会理事長)を講師に招き福祉介護の職員や市民百三十人が参加して開催されました。
 第一部の講演は、「利用者の尊厳を守るために」と題して本間氏が講演、「介護は尊い仕事・ケアは悲しみを共有すること」 等、 経営者・ケアする側の心構えを話されました。
 そのなかでの虐待問題について、ケアされる方々への慈しみを熱く、時には感情を抑えきれず涙ながらに訴えられて、 会場の参加者も深く感動しました。
 第二部のシンポジウムは、パネラーに本間さん・多田めぐみさん(ルミエール介護職員)・鈴木一さん(札幌地域労組書記長) の三氏、コーディネーターは小原和子さん(札幌ケア研究会代表)により、「虐待はなぜおこるのか?施設や職員はどう行動 すべきか?」について議論を交わしました。
 本間さんより多田さんへ「なぜ頑張れたのか」の質問に対し、多田さんは虐待を目撃し止められなかった自責の念、地域労組 や仲間の力強い支援、シングルマザーとして子供への責任等の様々な思いを吐露。
 鈴木さんからは「労働組合として社会的責任や人権を守る事も、労組として労働条件の向上と同様に大きな活動の課題である」 ことを説明されました。
 鈴木さんは労組の自浄能力の発揮の大切さを訴え、三菱自動車のリコール隠し、雪印・不二家等の食品問題、年金問題に揺れる 社会保険庁、福祉現場ではコムスン他の不正請求問題などを指摘しました。
 特に福祉職場において、不祥事やモラルの低下は、利用者の安全や命を脅かしかねない。
 不祥事を防げることが出来なかった大企業の労組に対し、私たちの地域労組はたとえ組織は小さくても、私たちはコムスン で発覚したような不正に対しては、毅然と闘うことを述べています。
 本間さんは、「虐待の内部告発が経営側の執拗で陰湿な圧力のなかでは極めて難しく、多田さんの内部告発を支えた労組の 活動に注目し、今後の活動に期待する」として、この度の取り組みを賞賛しました。
 不正や虐待の背景には、福祉や介護の現場に市場競争を導入し、儲けるためには人件費の削減、入所者を商品としてかまわ ないとする国の施策に大きな問題があります。
 今後の福祉・介護の充実を求めていくためにも意義ある集会でした。 

行政の弱腰姿勢を糾弾
   悪徳福祉ビジネスの増長を許すな!

 二〇〇四年八月に札幌市は地域労組の内部告発を受け、ルミエールを実施調査し改善命令を出しました。
 しかし、ルミエールでは改善命令後も虐待が続いていたために(現在は虐待は根絶している。)、地域労組は札幌市に 指導強化を要請していましたが、市は「改善命令を出したのだからもう良いだろう」という姿勢をとり続けました。
 あらためて行政の弱腰な態度が、悪徳経営者の開き直りを許している実態があり、怒りを禁じ得ません。
 六月十一日の虐待の事実を明確に認めた勝利判決の翌日にはルミエール側は、全く反省もなく「札幌市の調査でさえ 虐待を確認出来なかった」として、札幌市の対応を口実にして控訴しています。
 このため、六月二〇日、地域労組は札幌市に毅然としたルミエールに対する対処を求めて申し入れを行っています。


賃金未払い、不当解雇など労働相談が激増!
労働者の駆け込み寺・地域労組

 いま地域労組には、一般の勤労市民・労働者から多くの労働相談が寄せられています。
 行政サイドの労働相談所もありますが、ほとんどが形式的であり、解決能力のある地域労組に相談が殺到している現実があります。 最近の事例としては。

言われのない事で犯人にでっち上げられ解雇
 管理職のKさんは、S会(学習塾)に勤務していました。
 Kさんは学習用教材の作成を担当していました。
 ある時、Kさんが作成した教材の多少のミスが見つかりましたが、会社はそのミスをとらえ「会社を陥れるためわざと改ざんした」 などとクレームをつけてきました。Kさんにとっては、寝耳に水の話しでした。
 しかし会社は、Kさんが犯人であると決め付け自己都合退職を迫り、解雇を通告しました。
 納得のいかないKさんは、「札幌管理職ユニオン」に相談、ユニオンは会社に退職強要を止めるよう申し入れしました。
 数日後、会社は懲戒委員会なるものをでっち上げ、その結果「諭旨解雇」を通告しました。
 解雇の理由は、過去にあったミスを並べあげ「これは懲戒解雇に該当する」としました。 (文書による解雇理由の提示は無い)そして、解雇通知には、就業規則の懲戒規定8項目に該当するとしています。
 しかし、その懲戒規定は抽象的なものばかりで、当然、この解雇通告は権利の濫用であり無効ですが、会社は「この就業規則は 憲法だ!」とうそぶき、平然としています。
 今後、Kさんは管理職ユニオンの支援をうけて法的な部分で闘いを展開していきます。

本当の使用者は誰?
 Yさんは、有期雇用でソフト開発の仕事をしていました。
 Yさんは、日頃から雇用契約書の内容と実態が大きく異なることに疑問を抱きつつ日々業務をこなしていました。
 その中身は、雇用主はA社、雇用契約上の就業場所はB社、しかし、理由は定かではありませんが、C社の社員を名乗り、 D社で仕事をしていました。
そして、C社の社員から解雇を通告されたのです。
 これは、明らかな偽装請負に該当します。そもそも、請負であっても派遣であっても、雇用契約上で雇用主以外 (受注先や派遣元)の事業所(発注元や派遣先)で働くことは通常の取扱となりますが、契約上に記載されていない事業場 で働くことは脱法行為となるのです。
 しかし、この実態はYさんだけの問題ではなく、請負や派遣においても恒常的に行われているのです。 このような形態の最大の問題は、労災事故が発生したときの責任の所在であり、泣き寝入りしないように毅然とした対応が 求められます。

七年が経過!
 川村弁護士の働く者の権利講座
川村弁護士の働く者の権利講座.画像

 地域労組の顧問弁護士川村俊紀先生による権利講座は二〇〇〇年の一月から年に四回から六回のペースで開催され、 すでに七年を経過しています。
この権利講座には多くの組合員が参加し熱心に受講しています。労働基準法や労働組合法などの労働法をわかりやすく 説明され、受講者からは職場の悩みや問題などの質問も受けて的確に応えて頂いております。          

そのときの時勢にあわせて雇用契約法の問題点や憲法の講義があり、六月二〇日の講座ではルミエールの地裁判決について 詳しく説明をうけました。
 次回は八月三〇日(木)午後六時三〇分より自治労会館(北区北六西七)で開催します。
 多数の参加をお願いします!


青天の下SGUパークゴルフ
参加者全員で記念撮影.画像

 恒例となった札幌中小労連・地域労働組合のパークゴルフ大会が、サッポロビール庭園パークゴルフ場で四七名の 参加者が集い晴天の下、朝九時三〇分よりプレー開始。
 各支部・単組の仲間が一人ひとり抽選で四人一組に分かれ、十八ホールを優勝目指しプレーを楽しんだ。
 ゴルフ場の中ではホールインワンの声が響いたり、カップに嫌われたり、OBの悲鳴などが各ホールで響き渡った。
 プレーが終わりお楽しみのジンギスカン会場へ移動し早速冷たいサッポロビールで渇いたのどを潤しながらラム肉 をつまみながら各部・単組仲間と交流を深めた一日でした。 

   パークゴルフの成績は、男子の部では、副委員長の滝沢さんが優勝し女子の部では、杉の子保育園支部の高石さんが優勝 し麦酒券をゲットしました。
 その他入賞者にも豪華景品が授与されました。
 今年の大会は、SGUパークゴルフ同好会のメンバーが上位を独占した大会でしたが、厚生部の上手い賞の決め方があり、 下位のプレーヤーにも景品が当たるよう気配りがあり発表の度喜びの声が上がり盛り上がった大会となりました。


《SGU麦酒
   パーティの案内》

今年度もロイヤルホテルに於いて八月三日(金)午後七時より札幌中小労連・地域労働組合の恒例 【麦酒パーティー】を開催が決定しました。今から日程調整しておいて下さい。

《第三回つり部大会報告》
第三回大会の報告です  六月一五日(金)の夜から一六日(土)の朝までイカ釣りをメインとした釣り大会でしたが、 なかなかウキにあたりがこなく参加者七名は、夜は焼き肉パーティーとなり、イカ釣りは時期早々でした。 それでも一人だけ豆イカをゲットした辻 房江さんが優勝。

《パークゴルフ
  同好会大会案内》 

七月八日(日)
 八剣山パークゴルフ場
八月五日(日)
 江別角山パークゴルフ場

◆編集後記◆

 定年も一歩一歩近づき年金受給の事を考えるが、今の社保庁では、誤魔化されそうです。
 俺の不明の年金掛け金をどこでどう使われているのだろう。
 年金問題で逆風の自公政権、国民の怒りの沈静化を狙って当初の七月二二日投票日を二九日に延期、 労働者・国民諸君騙されるな!怒ろう!自公政権に鉄槌を下そう!参議院選挙 
                    (T)


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