キックオフ.画像
S  G  U
SAPPORO GENERAL UNION
第 1 2 6 号 
  2011年3月1日 発行 
札幌中小労連・地域労組機関紙
編集    SGU教宣部会
札幌市北区北6条西7丁目 北海道自治労会館 3F
TEL 756-7790 ㈹  FAX 756-7792


労働者諸君、賢くあれ!

2011年春闘学習交流会.画像

 2011年の春闘に向けた「札幌地域労組2011春闘学習交流会」が2月19日に北農健保会館で開催されました。
 原田執行委員長の開講挨拶の後に、川村雅則北海学園大学准教授による「いまの経済・社会をどう読み解くか―――労働者諸君、賢くあれ!」と題した講演が行われました。
 講演ではまず、現在の政治動向を読み解くには国際比較の視点と歴史的視点の二つの視点から読み解く事が重要であると説明した上で、日本の社会保障給付と国民負担、失業率と貧困率、出生率などのデータを諸外国と比べてどうかという事についてわかりやすく説明して頂きました。
  また消費税のしくみと消費税増税の問題点についても触れ、増税の前に様々な議論が必要であるということを強調されました。
   

 最後に「『社会を変えたい、貢献したい』という思いを持つ人達が迎え入れられる労働組合、労働運動であって欲しい。そのために学生や若者へのアプローチを強めて欲しい」と労働組合や労働運動に希望をよせる熱いメッセージを頂きました。終始、論点をきっちり抑えつつも時折ユーモアを混ぜた大変聴きやすい講演でした。  
 川村准教授の講演の後に、鈴木書記長と大島書記次長がそれぞれ司会を担当する分科会が行われました。大島書記次長は「春闘に取り組む組合の経験交流」と題し、活発な意見交換が行われ、鈴木書記長は「団体交渉権の使いかた」と題し、実践的な労働組合の作り方や団体交渉の行い方を実例と経験に基づいて講演が行われました。
  例年と違い一日だけの日程となりましたが、春闘へ向けた実りのある一日となりました。
 



賃上げ・雇用の安定こそ最大の景気回復だ!
札幌地域労組の2011春闘要求(案)

〇賃金要求
 基準内賃金の3%アップ(定昇2%+ベースアップ1%)、又は、基準内賃金の一律7,000円アップ  
〇定期昇給の維持
 定期昇給(定昇)制度がある職場は、この制度をしっかり維持する。
 定昇制度のない職場は、定昇相当分、あるいは賃金カーブ維持分をベースアップに積み上げる。
〇一時金と越冬手当の要求
 一時金は年間で5ヶ月(夏2.5・冬2.5)、越冬手当は灯油実勢価格ドラム10本分(2,000ℓ)を確保する。
〇非正規雇用労働者の闘い
 賃金要求は時給1,200円以上、パート労働者の時給40円アップ。不当な雇止めを許さない。
 均等待遇、正社員の賃金の80%以上、労働条件と福利厚生については正社員と同等にすること。
〇産休・育児休暇、介護休暇の取組み
 全ての労働者に保障された権利であり、職場の規定を点検し、実効性を高める運用を目指す。

〇雇用延長の闘い
 65歳まで希望者全員の雇用を実施、助成金などの支援制度の活用をはかる。
〇不利益変更との闘い
 賃下げや一時金の引き下げなどの不利益変更を許さない。労使の合意を徹底させる。
〇職場の独自要求の闘い
 賃金要求だけが、春闘ではなく、職場の様々な要求を積極的にくみあげ要求をまとめていく。

 3月16日、札幌地域労組の臨時大会で春闘方針を決定、この方針をもとに各職場で要求づくり、 3月末には一斉に経営側に要求を提出して、精力的に交渉を実施し、4月決戦で闘い抜いていきます。


  今春闘をどう闘うか!
 札幌地域労組第61回臨時大会
 

日 時 2011年3月16日(水)18時30分
場 所 北海道青年会館(北区北6条西6丁目)


上田札幌市長、本田ゆみ(北区市議候補予定者)から連帯の挨拶
盛会だった新年団結パーティー

 札幌地域労組の新年団結パーティーが1月14日、18時30分より、センチュリーホテルで150人の組合員が参加し開催されました。  
 来賓として札幌市長の「上田文雄」さん、北区の市議候補予定者の「本田ゆみ」さんから連帯の挨拶を受けました。  
 新しく結成した組合・支部と闘争組合・支部からは決意の挨拶、その後は恒例のくじ引きで盛り上がり、みんなで楽しく交流を深めて、最後に、地域労組のさらなる前進、発展をめざして力強く団結がんばろう三唱して、大いに盛り上がるなかで閉会となりました。



上田市長と本田ゆみ市議候補予定者


全面解決へあと一歩!

~札清支部の闘い~

 札清支部の闘いで、組合側の包囲網が功を奏し会社側の姿勢(対応)に急展開がありました。
 組合から「①団体交渉の開催②組合員の作業ミス を理由とする減給処分の撤回③正常な労使関係の構築④有期雇用労働者の正社員化。などなど」を要求していました。  しかし会社は、地域労組本部と札清支部の連名による要求や申入れに対し「支部とは話しはするが、アウトサイダー(外部)や部外者とは話しはしない」などと主張し団交を拒否していました。
 組合は、この件は団体交渉拒否と組合運営への支配介入であるとして不当労働行為の申立てを行いました。
 その後、地域労組本部に札清のS会長から連絡があり、「労使関係の正常化に向け話しをしたい」との要請があり、ほどなく団体交渉が開催され、社長から「この間の問題で不備があったことについて謝罪する」「今後、円満な労使関係を作っていきたい」と述べました。

 組合の要求に対しては「①減給処分は撤回し全額返済する②一部の管理職の不備が原因で今回の問題が生じたので、その者を降格処分とした③正社員化については、約10名を正社員とする方向で調整している」を回答し、会社は自らの非を認めながら、組合要求の殆どに合意しました。 まさしく組合活動の成果であります。  
 また、現在解雇され、札幌地裁において地位保全の仮処分で闘っているA組合員とB組合員の問題は3月初旬までに結論が出る予定となっています。


札清支部の会議の様子

第3回

~サッポロ流通システムユニオン~
(略称SRSユニオン)北海道地区本部

 <職場(会社)の概略>
サッポロ流通システム(株)北海道支社
 会社はサッポロビールの物流・子会社で職場の大部分は恵庭のサッポロビール工場内にあり、サッポロビール社製品の管理・輸送を中心とした業務を行っております。
  当初は現業系を中心とした輸配送主体の業務でしたが、全国統合後に会社は物流管理会社への転換(業態の変更)を打ち出し、それを進めてきており、今春からは顧客(問屋)からの受注業務も新たに加わる予定です。
 一方物流効率化と環境対応ということで、「いいちこ」の三和酒類社や宝酒造社の全製品を管理しビール製品と一緒に共同配送として全道に配送しています。  
 また一部地域ではありますがキリンビール社の製品も共同配送として取り扱うようになっています。
 会社設立は前進の(旧)札幌日星社が1949年、サッポロビール運送社は1962年の設立で、1986年に日星とサッポロビール運送を合併し北海道サッポロ物流に社名変更し、その後1998年にサッポロビール物流子会社の全国統合が行われ現在のサッポロ流通システム社が発足し現在に至っています。


SRSの執行委員会の様子

<労組の生い立ち等>
 北海道地区本部労組の歴史はサッポロビール運送労組が1966年に結成され、今年で45年になります。結成のきっかけは「不当格差撤廃」でした。
 その後労組組織も2回の会社合併時にそれぞれ少し遅れて組織統合をはかり、現在全国統一組織であるサッポロ流通システムユニオンとして活動を行っています。
 地域労組の前身である札幌中小労連発足時からの構成員でもあり地域労組加盟組合の中では最も古い部類の組合に入ると思います。

<北海道地区本部の今>
 現在組合員は33名+継続雇用者2名の計35名と一時から比較すると大幅に減少してきていることが悩みの種です。
 労働組合としての活動は、賃金・一時金をはじめとした主要な労働条件はSRSユニオン中央本部と本社(東京)との交渉事項となっており、北海道地区本部からは中島副委員長(中央執行委員長)と高橋書記長(中央執行委員)が本部役員として出て活動しています。 北海道地区本部の執行部は山田忠信委員長を先頭に7名体制で、執行委員会は年間30回程度開催していますが、職場に時差勤務や2交替勤務が導入されており、全員揃っての開催には制約もあって、執行委員会が深夜まで及ぶことも多々ありますが、役員に選出された以上は自分たちの労働条件の維持・向上のためにと、全員が日夜奮闘しています。




【告知板】

☆ユーカラ部会 第4回例会
日 時  3月18日(金)
     18時30分~ 
場 所 自治労会館 書記局
60歳前後の組合員のご参加、お待ちしています。
☆第82回メーデー集会・交流会
日 時 5月 1日(日)
     9時30分~
場 所 大通り公園8丁目広場
実施内容は、別途ご案内します。
☆2011年統一自治体選挙
告 示  4月1日(金)
投票日 4月10日(日)
☆労働者の権利講座
日 時 4月12日(火)
     18時30分~
場 所 自治労会館 3F
講 師 川村 俊紀弁護士
開催予定 6/7、8/9、10/4、12/6

◆編集後記◆

 アラブ・イスラム圏の独裁国家で、次々と革命の嵐が吹いている。 共通しているのは米国に追従している国々である。反米・反イスラエルのイランでは一部の市民層にデモが起きているが、イランの大統領は、 労働者全体の支持基盤に支えられていると言われているが…。アラブの民衆の怒り、欧州の若者の怒り、怒りを忘れた日本の若者。 賃上げこそ、景気回復の特効薬、労働組合の真価が問われる2011春闘である。(新)


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