飛行機の材料を買いに行こう

屋外でも良く飛ぶ紙飛行機を作る材料は厚口のケント紙が最適です。文房具屋さんで厚口(170kg〜225kgという表示のものが良い)のケント紙を買いましょう。店によって紙の厚さや強さが違うので何種類かを買ってみて機体の構造や目的に合った用紙を使うのも楽しみのひとつです。室内で静かに飛ばすのであれば、厚口の上質紙(75kg〜110kg)や薄口のケント紙で作ってもゆっくり良く飛びます。ところで紙の厚さのkgというは、日本独特の規格で、四六判(788x1091mm=0.860m2)の紙の1000枚あたりの重さです。原板が四六判の紙で100g/m2の厚さの紙は86kgとなり、175kgは203g/m2となります。
紙のサイズは、このホームページでは個人用のプリンターでの印刷を考えA4サイズの用紙を使うことを前提にしています。
買うときに紙の流れ目(繊維の方向)を確認しましょう。紙の縁を軽くしのらせてみて(買う前の紙を汚したり折り目をつけるのはやめましょう)折り曲がりにくいのが紙の繊維の方向です。A4のケント紙は大抵、短辺方向が繊維の方向ですが(これをよこ目、Y目と言います)、たまに違うことがあります。このホームページの設計図では繊維の方向がA4の短い辺に平行している用紙(よこ目、Y目)を前提にしていますので、紙を買う前に確認してください。丈夫な機体を作るためには飛行機の翼の長軸や胴体の前後方向に繊維の方向(流れ目)を一致させる必要があります。ちなみに繊維の方向が長辺に平行なのをたて目、T目と言います。
売っている店&おすすめのケント紙
紙飛行機名人の方々の話やホームページによると、銀座の伊東屋や各地の東急ハンズ、札幌では大丸藤井セントラルなどでは各種のケント紙を在庫しているそうです。このページのスケールモデル機系にはトーカイケント厚口(約170kg)というケント紙が最適でした。白くて丈夫で重過ぎず、プリンターのインクの吸収も良好です。東急ハンズなどにはカラーケントという多色のケント紙(175kg)も売っていてきれいな色の飛行機が作れます。ただサイズが四六判の四切(39x54cm)で、そのまま半分に切るとほぼB4サイズです。A4プリンターで印刷するためには幅22〜23cmぐらいに切る必要があります。流れ目(繊維の方向)は54cmの辺の方向です。七星ケント紙超厚口(225kg)やサンパピエのケント紙はやや重いのですがとても腰が強く、表面がなめらかで競技用機には最適です。なお紙の専門店では、通常四六判で在庫しているので、このような店で紙を買う場合は、見本帳をみて銘柄を指定し、四六判を何枚という単位で買い、これを裁断してもらうことになります。このとき、このホームページの設計図用には、仕上がりがA4のよこ目になるように、(例えばT目の四六判を長10切)との指定を忘れずにしてください。
インターネットの通販でも、紙飛行機に最適なケント紙が入手できます。これまでのところ、PHOというケント紙が表面がなめらかでコシが強く接着後にねじれたりせず、また塗装するととても丈夫になり最高です。このホームページの設計図には四六判で180kgの厚さが適しています。リンクページにある紙名手配(梅原洋紙店) などで購入できます。ただ、この紙は四六判はY目なのでA4のY目に裁断しようとすると無駄が生じるので、A版T目115kg(四六判180kgと同じ厚さ)を8切とすると無駄なくA4よりわずかに大きいY目の用紙が入手できます。ただし、この店では100枚単位(8切=A4にすると800枚)でしか購入できないので何人かでまとまって協同購入すると良いと思います。文房具屋さんや模型店でA4を数枚単位でも買えるように在庫してくれるとうれしいのですが。
 

接着剤

接着剤は、セルロース系接着剤(セメダインCまたは工作用ボンドK)透明な合成ゴム系接着剤(速乾ボンドGクリアーまたはセメダイン造形工作用速乾)の2種類があると便利です。
セルロース系接着剤は乾くと硬く丈夫になるので、接着後曲げ強度を必要とする場所や、主翼の付け根や尾翼を折り曲げたところの補強に最適ですが、初期接着力は弱く乾くまで洗濯ばさみ等で固定する必要があります。なお紙飛行機の大会では大会規定でセルロース系接着剤のみを使用することと決まっていることが多いようです。乾燥後も、何日もかけて徐々に収縮するようです。
ボンドGクリアーは両面に薄く塗って(実際は少し太めの線状に出して張り合わせる面ではさんで広げ、すぐはがすと手を汚さず薄く広がります)少し乾かしてから張り合わせるとすぐ接着し初期接着力が強いので、このホームページの機体のように紙の折り目の弾力が残っている構造の場合の製作に便利で、また製作してから飛ばすまで待つ時間が短くて済みますが、はみ出すとホコリが付いて汚くなります。乾燥後の収縮は少なく、機体のねじれはあまり起きません。
 

塗装

屋外で飛ばすためには、湿気で紙が柔らかくならないように、スプレーラッカーなどで塗装をします。特に午前中や雨の日の翌日、夕方気温が下がってきたときなどは、湿気が多く、翼などがすぐ弱くなってしまいますので、充分塗装したほうが良いようです。色は透明か白が基本だと思いますが、軍用機はライトグレーにするとそれらしくなります。あまり厚く塗装しすぎると重心が後ろにずれて安定が悪くなります。設計図を印刷する前にパソコン上で、機体に色を塗るのもおもしろいと思います。設計図をダウンロードしたら、ペイントソフトで設計図のJPEG画像を開き、モードをグレースケールからカラーに変更して、好みのマーキングや機体の色を塗ります。だだ、インクジェットプリンターの場合は、濃い色を塗るとインクの水分で紙が柔らかくなるので、薄めの色にしたほうが良いと思います。カラーケントを利用するとインクによる紙の強度低下をさけてカラフルな機体を作ることができます。
ラッカーでなくて防水スプレーをかけるという方法もあるようです。
 

飛行機工場の設備

良く切れるはさみと厚めの定規(まっすぐな折り目をつけるために)、洗濯ばさみ(接着剤が乾くまで接着部位を固定するために使います)、もちろんこのホームページが見えるパソコンとハガキ程度の厚紙が印刷できるプリンター。
胴体がまっすぐになるように、接着剤が乾くまで電話帳のような厚い本にはさんだり、平らな机の上に置いて上から重しをのせたりすると良いようです。
最近他の紙飛行機のホームページで、胴体が乾くまでL型のアルミ板にはさんでCクランプで締めつけているのを見かけましたが良い工夫だと思います。それを参考に私も1辺2cm,厚さ2mmのL型アルミ板を30cmの長さに2本切り、両端に孔を開けて8mmのボルトでしめるクランプをつくりましたが、なかなか便利です。ボルトは指で締めたので充分です。だだ、金属で挟むと接着剤の乾きは遅くなるのではないでしょうか。金属の切り口はやすりなどでまるくして指をケガしないようにしてください。

pdfファイルの表示、印刷

pdfファイルを表示、印刷するには Acrobat Reader が必要です。雑誌の付録CDなどから入手するか Adobe のホームページから入手してください。



 
 
 
 
 

Home