トップページ

エッセイバックナンバー一覧

水無月慧子の冗漫なエッセイ

プロバイダーさんから借りてるアクセスカウンター

「その17 怒れるお守り」

最近、友人がふたり、相次いで病気になってしまった。ひとりはイギリス人の女性なのだが、こちらは手術することになったと心細そう。もう一人の友人は同じ趣味のサークルでご一緒している女性で、年齢ならうちの母と同じぐらいなのだが、なにしろ活発で前向きで、様々なものにチャレンジしている素敵な女性だ。その彼女がリウマチになってしまって、24時間右手が痛むという。

イギリスの友人の手術日までにはまだ間があったので、家の近くにある神社で病気平癒のお守りをいただいてプレゼントしよう! と思いついた私。母と同年輩の友人にも、もちろんプレゼントしよう! 思い立ったが吉日で、今夏の異常な暑さの中、往復45分の道のりを意気揚々とウォーキングがてら某神社へ。
病気平癒守

結果から言うと無事お守りいただいてこられたんだけど、帰宅するなり顔から火が吹きそうなほど熱があがって、喉が渇いて死にそうになって、あわてて水をのんだものの、しばらく起きていられなくなって、床に倒れていた私がいたっけ。熱中症とか日射病とかになりかけていたのかも。

 

話を元に戻しましょ。

お賽銭を入れて、カランカランと特大鈴をならして、お祈り。

(イギリスの友人の手術がうまく行きますように。年輩の友人が、一日も早くリウマチから解放されますように……南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏〜)

拝んだ後、かすかな違和感を感じたのだが、あの日は強烈暑く、気温は34度。いいかげん頭がボーッとしていたので、そのままお守り買って帰宅。

後日、ふたりにお守りを手渡したところ、とっても喜んでくれた。

ところが……! その数日後、年輩の友人からメールが……。

「腰の骨、圧迫骨折したので、サークルお休みします。熱が出て、とっても痛いです」

でーっ! よりによって、お守り差し上げた途端に圧迫骨折かい。なんか、立つ瀬がないというか、当てにならぬ神社だな。

んー? 待てよー? なーんか引っかかるのよねー。あれー?

『……年輩の友人が、一日も早くリウマチから解放されますように……南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏〜』

ワーッ!! 原因は私かい!

そりゃ、神社でナムアミダブツはないよねー。高天原の神様がお怒りになって、友人に八つ当たりしたに違いない。

しかし、イギリス人の友人は手術大成功。順調に回復したのであった。高天原側としても、異国のひとにはサービスしたというところでしょうか。

そういや、私がお守りいただいて来た日に具合悪くなったのも、祟りかよ……。

 
せっかくなので掲示板に一言コメントを書いていく

(どの作品をお読みになったか書いていってね〜)

Copyright (C)2008-2011 CAFE MOONSTONE. All rights reserved.