回転する気流中に風船を安定させる
北海道大学工学部 斎 藤 孝
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《はじめに》
流れは横にあるものを引き込もうとする”側圧”
と、流れの前方にあるものを押し流そうとする”動圧”とがあります。この2つの圧力を受けて風船が動く様子を観察します。
《よういするもの》
扇風機 風船(紙) 軸となる棒(または糸)
流線形物体(なべまたはボール)
《やりかた》
扇風機の風が真上に上がるようにします。風船を
ふくらませて風のそばで手を放すと、風の真ん中に
引き込まれ、そのいきおいで反対側に落ちてしまう
こともあります。そのため風の真ん中に棒をたて風
船が風の真ん中に入れないようにします。風船は棒
にふれたまま、風船の重力と風の動圧がつりあう高
さまであがります。
《わかること》
流れが速いと側圧は小さくなり引き込まれますの
で、流れの速い川や、急行電車が通過するプラット
ホームは注意しましょう。
また、風船が棒にさまたげられて流れの中央にい
かなければ、もう一つの風船を反対側から棒にふれ
させることができます。また、棒でなく流線物体で
行えば、流れをまわりにひろげることができ、たく
さんの風船をうかすことができます。