簡単電話でもしもし、はいはい


−電話が聞こえるしくみを考えよう−


北海道石狩南高等学校  関 川 準之助





写真をclickすると大きくなります 《はじめに》
 みなさんが、ふだん、なにげなく使っている電話は、遠くの人と話ができる便利なものです。ところで、人の声が伝わるしくみは、どうなっているのかな?
 本物の電話機に使われているマイクとスピーカーのしくみを調べてから、じっさいに組み立てて、ためしてみよう。







《A.しくみを調べよう》

1.カーボンマイクのなかは、どうなっている
 んだろう。
 ・分かいしたカーボンマイクを見てみよう。


2.カーボンマイクは、どんなふうに音をひろ
 うんだろうか。
・ものが電気を通すときの、”通しにくさ”を
「電気ていこう」といいます。


【やってみよう】
 カーボンマイクの「電気ていこう」をはかり
ながら、マイクにむかって声を出してみよう。
「電気ていこう」は、どうなるだろうか。


・カーボンマイクの「電気ていこう=電気の通
しにくさ」が変化すると、流れる電気の量(電
流)が変化します。けっきょく、
(音=空気のしん動)→(カーボンマイクの
「電気ていこう」の変化)→(流れる電気の量
の変化)
 となって相手の電話のスピーカーに伝わりま
す。


3.ダイナミックスピーカーのなかは、どうな
 っているんたろう。

・分かいしたスピーカーを見てみよう。



4.ダイナミックスピーカーは、どんなふうに音
 を出すんだろうか。

【やってみよう】
 紙コップの底に、エナメル線をまいて作った
コイルをセロファンテープではりつけ、中央に
じしゃくをおいて、流す電流を変化させるとど
うなるだろうか。

・コイルに電気か流れるとじしやくと同じはた
らきをします。そこに別のじしゃくをおくと、
おたがいに力をおよぼしあいます。流れる電気
の量が変化すると、力が変化し、しんどうしま
す。

(流れる電気の量の変化)→(スピーカーの
しん動板のしん動)→(空気のしん動=音)
 となって、音が出ます。

《B.さあ、簡単電話をくみたてよう》

【よういするもの】
カーボンマイク2個、ダイナミックスピーカー2個、
単三かん電池2本、かん電池ケース、スピーカーコード5m

【くみたててみよう】
 下の図のように、つなぎます。
さて、声はコードを通って遠くまで伝わるかな?




《もっと知りたい人へ》
「科学の事典 第3版」岩波書店
永田俊夫他:中古電話のスピーカーとマイクを使った音教材
 道立理科教育センター研究紀要