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フワフワ空飛ぶ電気クラゲ



−静電気で空中浮遊−



執筆者:函館市桐花中学校(函館市中学校理科教育研究会所属) 工藤陽司先生

函館市中学校理科教育研究会からひとこと:
私たちが所属する函館市中学校理科教育研究会は、中学校理科教育の研究とその振興を目的として、函館市の中学校理科担当教師、ならびに会の趣旨に賛同する者で組織されています。
今回は「液体窒素」、「大気圧」「電気クラゲ」の3つのブースを担当します。多くの方々に科学の不思議さ・楽しさを少しでも味わっていただければと考えております。


なんの実験かな?

かんそうした日には身のまわりに静電気がおこりやすく,いろいろ思いがけない現象が見られます。 ドアのノブをさわったとたんピリッと手にショックをうけたり,セーターや化学せんいの下着をぬぐと きにパチパチという音を聞いたことがあるでしょう。このような静電気の性質を使ったおもしろい実験 がいろいろできます。まずはビニールで作ったクラゲを空中に浮かべてみましょう。



用意するもの

・水道管用塩化ビニールパイプ(塩ビパイプ)
・荷づくり用ビニールひも
・ポリ袋,ビニール袋(スーパーの袋)
・ティッシュペーパー
・はさみ ・セロテープ




やり方

1.クラゲづくり

・ビニールひもを15〜20cmに切り,片
 方をたばね,細かくさいてふさ状にします。
・たばねた結び目を手で持ちティッシュペー
 パーではさみ何回かしごいておきます。

2.塩ビパイプをティッシュペーパ−で何回かこすります。

3.塩ビパイプの上にたばねたビニールひもをほうりなげます。


不思議はどこだ

ティッシュペーパーで何回かしごいたビニー
ルのひもは,手や体にくっついてきますが,な
んと塩ビパイプの上ではフワフワとまい上がり
ます。電気クラゲの誕生です。



考え方

塩ビパイプもビニールひも(クラゲ)もティ
ッシュペーパーでこすると同じマイナスの静電
気を持ちます。この静電気は電圧が数千ボルト
と高く,塩ビパイプとビニールひもの間には大
きな反発力がはたらきます。そのためにビニー
ルひもはクラゲのように空中にフワフワと浮か
びます。


実験のカンどころ

・ティッシュペーパーはよくかわいたものを使
 います。
・ビニールひもをティッシュペーパーではさみ
 何回かしごいて,ビニールひもの1本1本が
 ひらいていると電気がおきています。
・塩ビパイプをティッシュペーパーで何回かこ
 すったとき,パチパチと音が聞こえると電気
 がおきています。
・電気をおびたビニールひもは手や体にくっつ
 いてくるので,じょうずにほうりなげましょ
 う。
・ほうりなげたビニールひもの下にすばやく塩
 ビパイプをもっていき,うまくバランスをと
 って長く電気クラゲを楽しみましょう。
・高電圧の静電気をにがさないようにティッシ
 ュペーパーでこすった後はほかのものにふれ
 ないようにしましょう。
・静電気がおきなくなったらアルコールをしみ
 こませたティッシュペーパーでふいてよごれ
 をおとしましょう。




もっと知りたい人へ

電気クラゲと同じ原理でいろいろなものを浮
かせてみましょう。中にはくっついてくるもの
もありますよ。

・塩ビパイプのかわりになるもの
ストロー ゴム風船 プラスチックの下じき

・ビニールひものかわりになるもの
ポリ袋やビニール袋をちょうちょ形に切り抜いたもの
ビニール風船 シャボン玉



塩ビパイプ(1m):200円〜400円 ホームセンター

参考文献
「おもしろ理科実験集」著者 後藤道夫 盛口 襄 米村傳治郎
「子どもにウケる科学手品77」ブルーバックス 著者 後藤道夫