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ハンドパワーを科学しよう



−水入れコップをさかさまに!−



執筆者:北海道教育大学函館校非常勤講師(HOH理科サークル所属) 中村和雄先生

HOH理科サークルからひとこと:
 H.O.Hとは(函館・渡島・桧山)の頭文字を取って名付けた 科学教育協議会函館・島・桧山理科サークルの略称です。メンバー は、小学校、中学校、高等学校、大学の理科の先生方の研究団体で す。月に1回、第3土曜日に教育大学函館校の第1理科研究室で 例会を開き、授業で行った実験の紹介やレポートを発表したりして 実践交流をしています。会の活動としては、年に1回以上「楽しい 理科実験教室」を開催地を変えて行っております。また、会の活動 をまとめたものとして研究紀要「水流」を発行しております。


なんの実験かな?

 ハンドパワーの力をかりて乗用車を持ち上げたり、 スプーンを折り曲げたりする技は、よくTVで見たことがあると思います。 これを科学の目で見たり考えたりすると以外にそこに簡単なひみつが あることが分かってくるものです。今日はそんな手品のひとつ、 「水の入ったコップをさかさまに」しても水がこぼれ落ちないという 実験を中心に、いくつかの科学手品をしてみます。 そして、その「たね」に科学のメスを入れてみましょう。




用意するもの

(1)水のいっぱい入ったコップ。
※ガラスのコップが失敗が少ないよう
 ですが、紙コップやプラスチック系
 のものでもよい。

(2)チラシ紙(コップの口よりやや大きめ
   に切ったもの)
※トランプや、やや厚めの紙がが失敗は少ない。

(3)雑巾(こぼした水をふいたりします)

(4)大きめのどんぶりか洗面器


やり方

(1)水の入ったコップに紙をかぶせます。

(2)紙を手のひらでおさえ、ゆっくりとさ
   かさにします。

(3)静かにおさえた手をはなします。
   ふしぎなことに、水はこぼれ落ちません。


考え方

なぜ水はコップからこぼれおちないので
しょう?それは大気圧(たいきあつ)と
水とコップとの表面張力によって支
えられているからです。水は流体(り
ゅうたい)で形がかわりやすいため紙
がないと大気圧が平均にかりません。


もっと知りたい人へ

「子どもに受ける科学手品77」
 後藤道夫(講談社)